今週末は、テレビのニュース番組は
尖閣ビデオ流出問題一色。
どのチャンネルでも、朝昼夜問わず、
あのビデオが延々流されてた。

個人的には、別に一度見ればいいか、という程度。
というわけでテレビはほぼオフ状態。


さて、日を改めて見ていると、
中国に対する批判から、一転、
「誰が映像を流出したか」
に焦点が入れ替わっていた。

これから貿易上のTPP参加問題、
開催国でもあるAPEC首脳会議、
など、国際外交の課題が次々と行われる中、
映像流出は、国内での流出に伴なう責任問題が長引く可能性大。

主に若い層から、
「よく映像を流してくれた」
と賛同の連絡が海上保安庁に入っているらしい。
そういう人は、この映像を見ることで、何を賛同しているんだろう?
時流的には情報の透明化?
透明化することで、何をどう是正していくのか方向性まで見出すことが、透明化の大事な焦点。
ただ、政府に対しての批判だけでは意味がない。


政治的には、なぜこのタイミングで、こういう映像を流出するのか?
いまひとつ意味がわからない。
ただでさえ、経済回復に関わる様々な点で世界に遅れをとっている感が否めない状況なのに、内部摘発的な問題でギクシャクするのは国益には繋がらないように思えるけれど。

情報を意図的に隠す必要性はないと思うけれど、
感情で判断しやすい国民性を考えると、
必要以上にあからさまにする必要もないと思う。
政府に対しての信頼関係が国民との間でなされていれば、という前提が必要なので、今回の流出問題は、そのあたりに不足があるということか。

流出されてしまった以上、なぜ、公開しなかったのかを明確に示してしまうのが1番手っ取り早い。
その理由に対して、様々な意見を言い出す人も多いだろうけど、このあたりを有耶無耶にすることが、不信を招くことにも繋がる。
私的には、こういう中国側が不利になる証拠のような映像は明るみにせず、政府間で納得のいく対応を内密に取り繕うことで、中国側にアドバンテージを持たせつつ、日本の配慮に信頼関係を持たせる意図でもあるのかな?とかちょっと上級のテクニックでややこしいことを汲んでみるけれど。
そういう目に見えない部分を大事に、闘わず平和を守りつつ関係を維持する配慮ってあると思うから。
それを弱腰、と受け取られると困るんだけどもね。

うーん、しかし。
どっちにしても、日本内を一つの意見にまとめるのってむずかしそう。
絶対に反論する人って絶えないもんね。
日本って、集団心理の強いお国柄と思いつつ、意外と個人としての意識も強い。
一人ひとりが主張し始めると、案外、米国真っ青な個人主義国だったりして?
となると、有耶無耶も国を一つにまとめるささやかな先人たちの智恵かもしれない。

めんどくさいので、あんまり不必要に外野の声に過敏にならない、というのが対応策。
穏健派の結論。生きる術。