久しぶりに映画。
午前中だというのに、映画館混んでました。
「おくりびと」は、アカデミー賞にノミネートされた勢いがあるみたいで、既に満席!

私は、雑誌などの評判を加味して「レボリューショナル・ロード」を選択。
ケイト・ウィンスレットが主演女優賞を取ったニュースも耳に新しいし、タイタニック以来のディカプリオとの共演作品ということも興味がありました。

で、見終えての感想ですが、…切なすぎる~。
ラストはあれしかなかったの???とストーリーを振り返ってみましたが、あの展開だと結末はこれが一番まるくおさまるのか?


一言で言ってしまうと、人間の滑稽さをシリアスに描いた作品。
”アメリカンドリーム”という名の非現実的な明るい未来を心の拠り所に対して、どこか不器用にしか現実と対峙できない弱さを兼ね備えた主人公カップル。
そして、その二人を取り巻く登場人物たち。
時に、歯に衣着せぬ言い合いには、ハラハラさせられまくり。
結果的に、どこまでもお互いを追い詰めてしまう言葉の数々が、悲しい結末を引き寄せたように思えました。

ぼやかすところがあっても、いいと思う。
少し、逃げ場所を確保しなければ、弱い人ほど追い詰められ袋小路に迷い込んでしまう。
強さに見える心の弱さほど、時間をかけ自然に解けるのを待つことが必要ではないのかな。

一人になって心の整理をする時間ってとても大事。
大人であれば、その必要性は十分に理解できるはず、、、だと信じたいです。