2夜連続、見ました。
番組冒頭のナレーション、
「アメリカでは、男女差はないという発想からスタートしています」
というのが、興味深い。
どこまでも男性と女性という垣根を越えて活躍の場のためにしのぎを削り競争する社会が可能なお国なのです。

さて、本日の番組の内容はというと。

その昔、男性は狩猟採集、女性は子育てやネットワークづくりという役割分担で生活してきた。
その流れで、現代の男女にも脳の使い方に違いが現れている。

☆女性は地図を読めない?と言われるが?
テストを試みた結果、確かに女性の間違い率は高い。
→男性は、狩で獲物を追う毎日から、地図を頭にイメージする能力(空間認知力)を鍛えたのではないか。

☆テストの指示の出し方によって、男女の理解の仕方が違うことが判明!?
→男性は、方角、距離(数値)などで地図を描く
→女性は、目印がわかるよう、地図を描く

☆さらに、同じ知能テストをしても、男女では脳の違う場所をつかっていることがわかった。(経路が違う)
男性は、空間能力を駆使する脳を使う。
女性は、ブローカ野(言葉を使うときに遣う場所)を含め、ネットワークに活用する脳を使う
→それでも、問題解決するためのゴールは一致している!


現在、アメリカでは学力向上のために、男女別のクラスで授業することが取り入れられ始めている。
→男の子は長時間じっとしているのが苦手なので、好きな姿勢で集中させる。命令口調などで競争意識を煽ったりして、やる気をださせる。
→女の子は上下関係がはっきりすることを好まないので、仲間になりやすくグループ化したり、コミュニケーションをとりやすい環境をつくり、勉強をすすめる。

企業の間でも注目。
→男性は一つのことに集中し、その中で優先順位を出す。
→女性は複数のことをやりながら、結果を出す。


さて、ここまでメモしていて思ったのが、こういう男性女性を白黒二極化にした説明はわかりやすいけれど、今度はそれが極端になって「男性はこういうもの」「女性はこういうもの」とか決め付けられたりするのが嫌だな。


とてもシンプルに、脳の使い方には二通りあり、それは、その昔、人間の先祖代々受け継いできた生存するための狩猟採集という生活形式から始まったという説明は、わかりやすかったです。
すべては今日まで繋がっているんですね。

(日本は農耕民族?となると、話は少し変わってくるのかな???)