下衆な例で恐縮ですが、知人の交際相手や配偶者が浮気をしていると知ったら、その知人にそれを知らせるでしょうか?自分とその知人との親交度合にもよるし、情報の確実性にもよるでしょうが・・・。
例えば、友達の旦那さんが友達のいないところで他の女性と親しげにしている現場に遭遇したとしても、私は多分、あえて友達に言うことはないでしょう・・・。何かで話題に出たら見たままの状況を話すかもしれませんが、わざわざ「お宅の旦那さん、他所の女性とやけに親しそうで、怪しいわよ。気をつけなさいね」なんてことは言いません・・・。口が軽そうに思われる私でさえ(確かにフィルターの目は荒いのですが、本当に言ってはいけないと思えば言いませんし、一応、日本人なので感覚的に・・・)、言ったところで友達が信じるかどうかも分からないし、他人のプライベートをとやかく言っても、ねぇ・・・。
これは良くも悪くもビジネスの世界にも共通し、特に会社組織では「不正を知っても言わない方が得策」の傾向が強過ぎ、飛ばしなど不正隠ぺいの土壌になっているのではないでしょうか。オリンパスの巨額損失隠ぺい事件も、「悪い意味でサラリーマン根性が出てしまった」と社員が認めているように、不正だと分かっていても、誰も告発しないでいると、嘘に嘘の上塗りが続き、隠しきれない事態に追い込まれるのでしょう・・・。
どんな場合でも、悪事を暴くには勇気と正義感が必要ですが・・・。友達の旦那さんの浮気なら所詮、他人のプライベートなので私がどうこう言う問題ではありませんが(架空の例です、念のため)、自分の勤務先が悪事を働いていると知ったら・・・???言ったところで改善されるとは限らないし、面倒でうるさい奴だと思われて失職するリスクを冒してまで告発する勇気は、ねぇ・・・。
日本ではとかく「沈黙は金なり」ですが、一歩外に出ると言いたいことは言葉にしないと伝わらないので「Silence is not gold」なのです(中学で習ったのを今でも覚えています)。だからオリンパス事件は、naive(ナイーブ:間違って使われる和製英語で、英語では本来『世間知らずで無知・無邪気』という意味)な外国人社長が「これはおかしい」と言い出して発覚したのでしょう・・・。欧米なら皆がちゃんと正しいことをやってるわけではありませんが、「言わない方が身のため」という日本的な文化バイアスが強いと、修正の機会を逸してしまう可能性も高いでしょう・・・。
当社のような極小企業はほんの些細な誤りが命取りになるので、間違いに気づいたら即座に対応して修正できるよう、忌憚なく意見を言える社風にしたいと考えています(またしても宣伝みたいなオチですみません・・・)。
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