ホテルをチェックアウトし、今日は美術館巡りです。

 

まずはラリック美術館へ飛び出すハート

登山バスの桃源台線仙石案内所前で降りるとすぐです。

ラリック美術館とガラスの森美術館がセットになった券(2,700円)をラリック美術館で購入。

 

※ラリックは1,500円、ガラスは1,800円なので両方見るならセット券がお得ですね。

 

※単体で購入する場合、エクシブ箱根では割引券等置いてありませんが、係の方に聞くと100円の割引券をいただけます。

 

ポーラ美術館や彫刻の森美術館は有名ですが、ラリックはあまり挙がりませんよね。

母のお友達が良かったと仰っていて、私たちも行ってみることになりました。

 

美術館に併設された広々としたカフェ。

 

 

美しい緑の吊り橋を渡り...

 

ミュージアムへ

 

館内は一切写真撮影が出来ないため、お写真が掲載できず残念極まりないのですが、常設企画展示「美しき時代と異彩のジュエリー」を拝見してきました。

 

 

フランスを代表する工芸家ルネ・ラリック。
アール・デコを代表するガラス工芸作家であり、ジュエリー作家としての才能も開花させ、生涯芸術家としての人生を歩み、新しい芸術を切り拓いていきました。
 
シャンパーニュの小さな村アイで生まれたラリックにとって身近な「自然」が作品の至るところに散りばめられ、多くの影響を与えていることが垣間見えます。
また女性に対してもモダンな考えをお持ちだったことと思います。女性を一人の人間としてリスペクトし、自立した存在として扱う敬意を感じます。
 
素敵な作品が数多く展示されていますが、個人的にはやはり香水にまつわるエピソードが印象深いです。
当時上流階級の一部の限られた人に量り売りされていた香水。
その香水瓶はどれも同じようなシンプルなデザインのものばかりでした。
しかしラリックが芸術的な香水瓶を手がけたことにより、香水だけでなく香水瓶にも価値が見いだされ、香水瓶からも香水の世界観を表現することが可能となりました。瞬く間に香水瓶がブームとなり、香水が広く世間に愛されることとなります。
ラリックは香水だけに留まらず、鏡やパウダーケース、化粧道具などもデザインし、女性の美を彩っていきました。
ラリックがいなければ、もしかしたら今のこの時代にも香水は身近なものとはならなかったかもしれない、と思うと香水界に大きな歴史を刻んだ芸術家と言えます。
Guerlan社1925年「牧神とブーケ」の香水瓶もあり、まさに歴史に触れた瞬間でした。

京都祇園にはルネ・ラリックを専門に展示販売するギャラリー「ギャルリーオルフェ」があるそう。

機会があれば伺ってみたいものです。

 

ミュージアムを出るとミュージアムショップがあります。

香水も販売されていました。

 

お昼は併設カフェで軽めのランチをすることに。
レストランカフェ・ベーカリー・パティスリーを備えた総合施設「Hakone Emoa Terrace」です。
このカフェのすぐ左手にはティーサロン「Orient Express」があり、ラリックが室内装飾を手掛けたオリエント急行の中でお茶をすることができます。

 

 

(HPより拝借)
ここもお目当てだったのですが、朝食を食べ過ぎた私たちは苦しくてベーカリーでパンを少しいただくことに。
 
栗あんぱん(350円)とダージリン
美味しかったな。

 

他にも美味しそうなパンが沢山…

 

バナナといちぢくのブレッド(380円)

これ自宅用に母が購入してくれ、とっても美味しかった飛び出すハート

 

あんぱん(280円)に栗あんぱん(350円)

 

オレンジカルダモンのベーグル(320円)

 

バーグルはこれからいただきますが、栗あんぱんもバナナいちぢくも美味しかったので、きっと美味しいはず。ここのパン、美味しいです。

店員さんもとても親切で笑顔が素敵で、色々なお客様に臨機応変に対応されていて良い感じでした。

 

「Hakone Emoa Terrace」は美術館への入場料無しで入れるので、また是非行きたいな。

美術館も人が少なく、ゆったりと過ごすことが出来るので、個人的にはおすすめの美術館です。香水やガラス製品、列車好きな方には尚のこと。

 

 

帰り、なんとバス停前の時刻表が更新されておらず、暑い中かなり待つことに。

ラリック美術館前に掲示されている時刻表が正しかったので、こちらを信じれば良かった...。要注意赤ちゃん泣きガーン