こんにちは。
ここ1ヶ月半近く、実を言いますと利き手が使えなくなってしまい、
SNSの更新がすっかり滞っておりました。

とにかく“痛い”につきる話で、
病気自慢をしたいというわけでは決してないのですが、
少しだけお付き合いいただるとうれしいです。


事故や病気ではないのですが、
ある日突然、指から肘にかけて激痛と痺れが走り、
なんと痛みのあまり最初マウスがクリックできなくなり、
その後すぐにキーボードもスマホも打てなくなるという…
わたしの中ではちょっとした大事件に見舞われました。

一昨年カルシウムが肩関節で石灰化して激痛が走るという
これまた悲惨な症状に突然襲われたりもしたので、
またきたかーと思いつつも、今回はそれを凌ぐ激痛で不眠になってしまったため、
もう限界(泣)としぶしぶ整形外科で診察してもらうことにしました。

結果は、初体験にして重度の「テニス肘」ということなのでした。
テニスをしていないのにテニス肘。。。て。

とわたしも思いました。
でも、これ、けっこう多くの人がなっているらしく、
改めていろいろな人に聞いてみると、
テニス肘の先輩がそれはそれは、周りにわんさかいることを知りました。
それも先輩達はみんな、デスクワークや主婦のみなさんなのです。

テニスプレイヤーが発症するケースが多いことからその名がついたらしいですが、
上腕の筋肉と肘を繋げている腱に繰り返し負担がかかることで、
腱が炎症を起こして周辺の血管や神経に異常をきたしてしまうらしいのです。

もちろんもわたしもテニス肘の先輩達に聞いてみても、
みんな激しいスポーツもしていないし、普段の生活で特別重い荷物を持ったり、
重い鍋を振ったりするというようなこともしていないので、
なんで?とやっぱり思うのですが、
40代以降になると筋肉のしなやかさが徐々に失われる他、
特に筋力が弱い人は、筋肉が動作の衝撃に対するクッションの役割を果たしてくれないため、
PC作業や家事などの日常の動作でも、腱にかかるストレスがとても強くなるので、
腕に負担がかかる運動をしていなくても発症する可能性が高くなるのだそうです。

この3~4月の繁忙期、仕事場のデスクが変わったため、
それまで慣れていた高さのPC位置が変わって余計に負担がかかっていたのもありますが、
いやいや。大きな原因はそこではないでしょう。
そうです。わたしのからだ、ここがポイント。

“もう年齢的に筋肉のしなやかさが失われてゆく一方にも関わらず、
それに加えて筋力が落ち過ぎている”

のです。

普通に生きてるだけなのに、
こんなに筋力の低下をまざまざと思い知らされるなんて、
ほんとに情けなくて悲しくて、落ち込んでしまうのですが、
これが現実なのですよね。



おまけに今年の春は、ちょうど東日本大震災から丸10年の年でもあり、
ただでさえ毎日の報道にナーバスになっていたり、
2月からわりと大きな地震が続いていたりして、
後から考えてみると、自分で思っていた以上に
こころが折れかけていたように思います。
そこへ来てこの痛み…。

気分が滅入っていたり気持ちが不安定な時は、
人は必要以上に敏感に痛みを感じてしまうらしいですが、
そんなこともこの時期はあったのかもしれませんね。

筋肉と同じで、こころのしなやかさを保つことも本当に大切です。
日常生活で生まれる小さなストレスからちょっとしたショックな出来事で生じるストレスまで、
日々わたし達はいろんなストレスに囲まれて生きていますが、
ある日突然ボキッと折れてしまわぬように、
少しずつ毎日こころの筋トレが必要なのかもしれません。


コロナ禍でこれまでの普通が失われて1年以上経ち、
こころのどこかに震災があった10年前と同じような感覚がありました。

感染者数や亡くなった方の数が毎日公表される報道、
この10年を振り返る報道や追悼番組などを目にする度に落ち込み、
いろいろと敏感に感じ過ぎて疲れやすい自分のことを

まったく何でこんな風なんだろう…と思っていました。

10年前、わたしは被災したとはいえ、津波に襲われた地域の方々のように、
家を失ったわけでも家族を失ったわけでもありません。
少しの期間ライフラインが失われただけで、無傷でした。
だから、こころのどこかで、
被災したなんて言ってはいけないのではないか。
本当に怖い思いをした地域の方と比べたら、怖いなんて思ってはいけないのではないか。
弱音を吐いてはいけないのではないか。
そんな風に10年間思ってきたように思います。

だけど、今でも大きな地震があるとやっぱり怖いし、
あの時を思い出さずにはいられなくなって手足が震えます。
気持ちも塞いでしまいます。
家族もそうです。友人たちもそうです。
みんな自分の中に残っている恐怖と今でもまだ闘っています。

それでも、これは自分が弱過ぎるから?と思ってしまう時もあるのですが、
10年前のあの日、出かけていた先から帰ったら、
午前中までいつも通りだった部屋の家具や家電が倒れ、
ガラスや食器のほとんどが割れ、それまでの部屋の面影を失っていたのは確かでした。
一歩間違えたら家具の下敷きになっていたかもしれない…とゾッともしました。

決してこころは無傷ではなかったし、何も失ってなかったわけではないのだと思います。
10年経ってやっぱり自分は被災したんだな…と改めて思いました。

罪悪感を手放してもいいのだと、やっと思うことができたように思います。


この春の地震でナーバスになってしまっていた時期に、

何人かの友人が、
無理をしないでね。
糸が突然切れないようにちゃんと休んでね。
祈っているよ。
とメッセージを送ってくれました。

その時、
弱い自分のことを誰も呆れたり、見限ったりしない。
弱くても、見守りながら繋がっていてくれる。
そう思えることができて、それだけで勇気が湧きました。

 

自分の脆弱さを許せないと思うか、ありのままの弱い自分を受け入れて、
それを許して少しずつ手放してゆくことができるかで、
その先はきっと全然違ったものになるのではないかと思います。
常々そうは思っていても、この春は何となく実感として腑に落ちたようでした。

弱くても大丈夫。
何度もつまずきながら、弱いなりに何度も立ち上がります。
こころもからだも筋力つけます。


そんなことを思ったこの数か月でした。


いつの間にか季節はもう初夏です。
ここまで書けるように何とか腕は回復してきました。
でも、まだこれにも何日もかかってしまうので、
悪化しないように今日はここまでにしたいと思います。


アロマアナリーゼセッションのモニターさま募集は、
お陰さまで、いっぱいとなり終了させていただきました。
モニターや症例ご協力いただいたみなさま、本当に本当にありがとうございました。

近日中に、アロマアナリーゼの通常セッションを再開したいと思っておりますので、
改めてスケジュールをお知らせいたします。

また、リニューアル中のアロマ初めてさんのレッスンも
できる限り早くリリースできるようがんばっておりますので、
もう少しだけお待ちいただければと思います。


今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


*おまけ*
春は自分も含め家族の誕生日が目白押しでした♪
その口実に…?たくさんケーキをいただきました爆  笑

激痛で眠れなくても甘いものだけは食べるという…。
甘いものに弱すぎる(執着しすぎる?)ところは、いますぐ戒めないといけませんけれど…。