こんにちは。
こころに植物の恵み一滴を。
小さなアロマ教室
Aroma Craft Lab. drop です。
 
 
今日3月11日で、
東日本大震災から9年が経ちました。
 
14時46分。
今日のその時間は、
建物に囲まれた屋外にいたのですが、
東の空に向かい手を合わせた時、
お日様が照って青空なのに、
細かいシャワーのような雨が落ちてきました。
日差しで雨粒がキラキラと輝いて、
眩しいようなとてもキレイな時間でした。
後から知りましたが、大きな虹がかかるのが見えた地域もあったそうです。
虹の橋で天と地が結ばれて、
みんなが一緒にいられた瞬間だったのかもしれないですね。
 
 
あの日は雪が降っていました。
9年前の今日のことを、
今でもまるで昨日のことのように思い出すことができます。
 
恐ろしかった。寒かった。震えていた。
不安だった。悲しかった。
それよりももっと苦しい思いをして深く傷ついた人もみんな、
それでも前を見て歩いてきた9年です。
 
 
この数週間で、スーパーやドラッグストアの棚が空っぽになる光景を目にしたのは、
9年前の震災依頼のことのように思います。
今まで普通にあったものが、
急になくなってしまう。
普通だと思っていたことが、
急に普通でなくなってしまう。
この春は、9年前の春と何かとても似た空気を感じます。
 
自然の猛威やウイルスなど目に見えないものの脅威の前では、
人間はとても頼りない存在なのかもしれません。
9年前の震災を体験し、
想像を絶する出来事というのは、
ある日突然にやってくるという現実を突きつけられました。
 
 
だからこそ、
いろいろなモノ・コト
いろいろなヒト
のことを
自分のこととして想像できる
マインドを持ちたいといつも思っています。
 
 
9年前もそうでした。
先の見えない不安な日々を
家族や友人、同僚、
それのみならず、見ず知らずの人とも
譲り合ったり励まし合ったり、
知恵を出し合い心を寄せ合って過ごしました。
 
今も同じなのではないかと思います。
想像を絶する出来事の前で
いかに想像力を働かせて過ごせるか。
 
大切な人も、隣の人も、見ず知らずの人も、
誰のことも被害者にも加害者にも
しないために、
いろいろなことを自分のこととして想像できるマインドを持ちたい。
そう改めて考えさせられる今年の3月11日になりました。
 
 
不安な気持ちで過ごしていること、
怖くて押し潰されそうになっていること、
誰にも話せなくて辛いな…
もしもそんな風に感じてらっしゃる方がいるならば、
Aroma Craft Lab. drop はいつでも扉を開けてお待ちしております。
 
植物の恵み・香りのチカラを借りて、
今はまだ動けなくても
ゆっくりとでも
一緒に乗り越えて行けたら…と思っています。
 
 
これまでも歩いてこれたのだから、
きっとこれからも大丈夫です。
 
 
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
2020年3月11日
黙祷