こんにちは。
小さなアロマ教室
Aroma Craft Lab. dropです。
今日は、春分。
仙台では雨がぽつりぽつり落ちたり、それほど温かい日ではありませんでしたが、
ついに昼と夜の長さが同じ長さになりました。
花粉を除けばとても過ごしやすい季節到来ですね。
そして、満月。
そしてそして、もうひとつ。
牡羊座である自分にとっては、誕生月がスタートする日。
何だか、とても節目を強く意識するような日になりました。
そんな今日の日に、家族のことを少し書きたいな…と思い、
思い切って書いてみたいと思います。
少しだけおつき合いください。
今日は、実家の家族と一緒にお墓参りに行ってきました。
わたしが物心ついた頃からずっと、
お彼岸とお盆は、必ずお参りを欠かしません。
お墓には、わたしと３つ違いの妹が眠っています。
妹は、生まれつき肺が弱く、自分で呼吸ができなかったため、
生まれたその日の数時間後に亡くなりました。
その時わたしはまだ３つだったので、全くその時の記憶がないのですが、
６つだった兄はとても泣いて、今でもぼんやりとその時の情景を覚えているそうです。
その時、両親も他の家族もとても悲しい思いをしましたが、
産婦人科の先生からは、
その子の分も、上のお兄ちゃんとお姉ちゃんに深く愛情を注いであげて欲しい。
その子もきっとそれを望んでくれるはず。
と言われたそうです。
だいぶ大きくなってから、そのことを知りましたが、
それからずっと、わたしは妹の分の愛情ももらったのだから、
妹の分まで、2人分の命を生きるように一生懸命生きなくてはいけない、
と無意識にも思うようになって行きました。
多少苦しいことがあっても、
こんなことで負けたら妹に笑われる…
そんな風に思って歯を食いしばっていた時もあったり。
妹だったら、こんな時は何て言っただろう…
と想像してみたり。
何かに守られたい時は、
なぜか仏壇の前で手を合わせて、
まるで神頼みするかのように、妹に守ってください！と祈っていたり。
いつの間にか数十年の間に、わたしの心の中では、
妹は、まるで双子のような存在？というか、
まるで自分の一部のような存在になって行きました。
ところが、妹の三十三回忌の法要で、
今日をもって、妹は完全に黄泉の国へ行ったと和尚さまがおっしゃり、
お弔い上げが行われた時、
身体が真っ二つに千切れたような感覚を覚えると同時に、
少しだけ気持ちが楽になったような気もしました。
なんとなく自分の人生が「ひとつ」になって、
２倍がんばらなければいけない…
という気持ちが少し薄れたからかもしれません。
でも、考えてみると、両親も、周りの家族も、ましてや妹も、
誰も、わたしに２倍がんばれ！なんて言っていなかったのです。
ずーっと思いこんで、自分で勝手にそう思っていただけなのです。
その時のことを、今日、ふと、お墓の前で思い出しました。
法要の時からだいぶ時が経ちましたが、
その楽になった感覚をすっかり忘れて、実はまた最近まで、
もっともっとがんばらなくてはいけない…
今の自分は全然ダメだ…
いやいや、そんな負の感情はもってはいけない…
そんな思いに、がんじがらめになっていたのです。
これまた、自分で自分を勝手に追い込んでいたのですけれど。
どうしてあの楽になる感覚をすっかり忘れていたのかな。
自分でもわかりません。
でも、もしかすると忘れるほど視野が狭くなっていたのかな。
と。
変な話ですが、わたしは妹には会ったことがないのですが、
この数十年いろいろなことを学ばせてもらいました。
そして、これからもきっと学ぶことがいっぱいあるのだろうと思います。
けれど、それは多分、
自分が勘違いしていた“一心同体”とか“わたしの一部”としてではなくて、
離れたところから、距離感をもって“自分を映す鏡”という存在として、
なのだと思います。
プレッシャーなんかじゃなくて、とっても心強い。
そんな気持ちで妹に手を合わせることができたのは、
今日が、お彼岸・春分であり、満月であり、
そして、太陽が牡羊座に入る日であったことが、
なんだか偶然ではないかもしれない…と思えてなりません。
満月の今日、思いが満ちて溢れて出て行った。
誕生月が始まった今日、まるで新しく生まれた。
そんな気分です。
そして、節目を意識する今日を迎えるにあたり、
昨夜、実は、サイプレスとベルガモットの２つの精油に救われたことも、
これは絶対に偶然ではない！と思っています。
わたしに手を差し伸べ、やさしく寄り添い、明日を見させてくれた精油。
この運命的なタイミングでわたしのところにやってきた２つの精油のお話は、
次回ゆっくり書きたいと思います。
とっても長くなってしまいました。
最後までおつき合いくださり、ありがとうございました。
奇しくも、満月の今日、
イチローさんが、引退表明をしました。
才能があるのに努力家で、スマートなのに勤勉で、
同世代だけど、アスリートとしてだけではなく、
その生き方に憧れ、本当に尊敬できる方でした。
最後の試合に続いて、これから会見をしっかり見届けようと思います！