「松島や 嗚呼松島や 松島や」ご存知芭蕉の句、日本三景の1つ,風光明媚で知られる美しい松島海岸、ここは最小の被害で済んだ。何故なら、はるか沖に桂島が細く長く横たわって居る。島には小学校もある大きな島だ。


あの日、島を丸ごと超える大津波が襲った。しかし、死者は無かった。先のチリ地震で徹底して避難を学んでいたに違いない。


津波は島を呑んで左右に分かれ一方は、塩釜、他方は東松島へと驀進、大きな爪痕を残した。其の半減したエネルギーの余波はそのまま直進、松島の松林,五大堂は被害を免れ土産物の商店街も1mの浸水で済んだ。女川、東松島、塩釜の甚大さの比べても被害極小と言っていいだろう。


是は取りも直さず、天のお守りか、すぐ近くに存する瑞巌寺の法力か。

23.7.25 s・y