※ 気になる東日本大震災の爪痕。地盤沈下で引かない海水、この度の大津波の被害で日本の国土はどの位海になってしまうのか。正に国民の損失であり、国家の不利益だ。個の損害は泣き寝入りなのか。土地を奪われた人々に国からの個々の保証はあるのか?
※ 地盤沈下で満潮時に海水に覆われた土地は既に土地ではない。又、砂浜となった部分も土地でない。これらは、登記簿から滅失登記として記録される。
土地の滅失登記はたまにある。かつて、台風で多摩川が氾濫した折、住宅が流された事実が有った話は最近のこと。
※ 辛うじて残っている海抜0Mの広大な土地は全て国有地と非居住施設だけにするのがいい。そして人々は高台に住むべき。
このような都市計画は実際には難しいがやらねばならない。それとも、高さ20MのRC防波壁をこさえるか。
※ 国家事業として、10年程前から、平成の伊能忠敬事業を進めてきた。
山頂や都市のあちこちに金属座標を定めている。今や、測量はメジャーを使わない
衛星から飛ばす電波での測量だ。今度の地震津波によって福島県各市の座標は流失し、又は、大きくずれてしまった。国土地理院では、地震被害地の測量はGPSによる座標は当面用いないよう全国の測量社に指示を出した。
※ このGPS戦略は、自然災害大国日本で有るが為の事業である。道路や宅地が損壊しても容易に復元するのに威力を発揮する。
しかし、地震と津波によって金属標は流されあるいは、大きく移動している為、復元するのに容易ではない。神戸の時は、山頂の座標は70センチずれたと聞いた。
S/Y 23.4.12