こんにちは。
この本はタイトルがおもしろそうだったので、読んでみました。
内容は、テロ、犯罪、病気などのリスクを人びとが、必要
以上に恐れている、ということを心理学的にとらえて解説
したものです。
例えば9.11テロにより、飛行機を使用する人が一時期、
車を利用するようになりました。
しかしアメリカでテロリストが、毎週1機のジェット機をハイ
ジャックして衝突させたとしても、毎月1回飛行機に乗る人
が死ぬ確率は13万5000分の1。
一方、車の交通事故で死ぬ確率は6000分の1。
※アメリカでは約4万人(!)の人が交通事故で、毎年亡く
なっています。
それでも当時人びとは、飛行機から車に乗り換えて、あえて
死ぬ確率を高くしたのでした。
また、2003年1月、当時の大統領ブッシュは、フセインが
大量破壊兵器を開発する可能性がある、その兵器を
テロリストに渡す可能性がある、テロリストはその兵器を
アメリカに使用する可能性がある、という演説をしていました。
その確率を調査することもなく、人びとにトム・クランシーの
小説と同じくらい、激しくその恐怖を植えつけたのでした。
そのリスクはどのくらいあるのか、できるだけ理性を働かせて
客観的に物事をとらえ、リスクを恐れないようにしよう、と著者は
述べています。
たしかにリスクを客観的に判断できる目を持ち、多くの人が
選択する間違った意見に惑わされずに、行動したいものです。
ではまた。
