今日スポーツクラブでのレッスンが終わった後で参加した方から
「最近先生の言うことが分かるようになってきた気がする」
と声をかけていただきました
今日はレッスンのいちばん最初にみなさんが仰向けで寝た時
「掌を上に向けて鎖骨がす~っと横に開くようにリラックスして
息を吐いた時に親指がすこ~し床に近づきます
じゃあ鎖骨を横に開いたまま静かに掌を下に向けて」
寒い季節になると胸の筋肉が縮んで背中が丸くなり顎が上がる方の
確率が非常に上がるので時々するのですが今日は
「あ~なるほど~」って感じたそうです
人間は実は力を入れるより抜く方が難しくて簡単そうに思えるこれも
実際感覚的に理解するのはすごく難しいのです
ピラティスはエクササイズの形やできるできないにとらわれがちですが
実は身体が動くか動かないかの感覚を掴んでそれで動くのが大事
無理やり違う部位を使ってやってしまうのはなんです
だから多くの人がつまずくロールアップも上がるのが目的ではなく
上がれなくてもきちんと使うところを使って降りるようにした方が
なんですよ
でも感覚って感じてもらうのはとても大変
人間同じ動作でも使う筋肉は人それぞれなので形が出来てても
違うなんてことはピラティスでは日常茶飯事
わたしなんか今でも東京にセッションに行くと「あら~違ってた」
とか「うわっ目からうろこ」なんてこともしょっちゅう
ピラティスってそうやって深めていくもんなんだろうな~
その事自体を終わりなく高めていくことがピラティスなのかな
(いや~わたしなんかが語っちゃうとおこがましいんですが)
パーソナルでセッションを受けていただいている方には
とにかくこの感覚を感じてもらうようにがんばってます
なるべく自分が練習した時に感じた自分の感覚や
自分がセッションを受けた時にはっと気付いた言葉なんかで
伝えています
別に一度で理解できなくても数カ月後数年後にはっと掴んでもらうよう
忍耐強く繰り返しお伝えします
パーソナルでしていても難しい感覚・・・
実はグループでレッスンしていれば触れずに形だけを教えて
ピラティス風エクササイズで済ますこともできるのですが
今日のクラスは私が指導を始めていちばん先に任されたクラス
もう8年くらいになるのか
もう一つのクラブではアドバンスを受け持っているので
形ができたとこで「あ~ピラティス私できたできた」で
ピラティスを片づけてしまってほしくないって思っちゃう性分なんです
かくしてレッスン後「難しい」「よくわからない」と言われることもあり
そこがグル-プレッスンの一番の悩みどころなのだけど
この感覚ってとこまで突っ込んで指導してはまずかったと後悔したり
それでも忍耐強く続けてくださる方から
「最近先生の言うことが分かってきた気がする」って言葉に
よしがんばろうって気持ちを頂いてますありがとー
でもまあ限界があるのでピラティスもう一つ深めてみたいなら
パーソナルでセッション受けていただくことをお勧めします