こんにちは!

今回は「洗面所の最適な色温度は?」というテーマでお伝えしたいと思います。

「色温度」とは太陽光や自然光、人工的な照明などの光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)のことです。※単位はケルビン(K)

 

要は光の色味の事です。

色温度は以下の5種類があります。


・電球色(約2700~3000K)


・温白色(約3500K)


・白色(約4200K)


・昼白色(約5000K)


・昼光色(約6200~6500K)

この中で洗面所に適している色温度はどれになるでしょうか。


それぞれの特徴を見ていきましょう。イメージしやすいように画像での解説もつけています。

 


 


<電球色>


オレンジ色の温かみのある光でリラックス効果があります。


就寝前の歯磨きの際や、入浴後の光としては適していると言えます。また、脱衣所と洗面所を別々にしている場合は、来客の方に心地よい印象を与えることが期待できるでしょう。


ただし自然の色味ではないので、自然光で見る色味と違ってしまいます。メイクや身だしなみを整える場合は向いていない光と言えるでしょう。

【例】
 
出典:behance.net
https://pin.it/1S4MoZW

トイレと一体の空間ですが、画像の様にオレンジ色の光は、どこかほっとする、温かみのある空間を作ってくれます。脱線しますがトイレも電球色の方が夜中に利用する場合に、白い光を見るよりも脳が覚醒しにくいのでオススメです。

 



<温白色>


オレンジの色味を帯びた光。様々なシーンで使える光です。電球色と昼白色で迷っているならこの色温度にしてみるのも良いでしょう。

【例】
 
出典:behance.net
https://pin.it/5yZRZg9


電球色のような温かみもありつつ爽やかな印象になります。ただし、こちらもメイクなどの色味を気にする作業をする際には向いていないと言えるでしょう。

 



<白色>
 

温白色よりも白く、昼白色よりオレンジ色の光です。温白色と昼白色の間です。

【例】

出典:thespecified.com
https://pin.it/4ixgnTP


これぐらいの色味であれば、人によっては身だしなみなどを整えるのに問題ないと感じるでしょう。
「あまりオレンジ色の光にしたくないけど、昼白色だと白過ぎる」といった方は白色が良いかもしれません。

 



<昼白色>
 

白い光。自然な色味を確認できます。メイクや身だしなみを整える際には最適と言えるでしょう。
メイクや身支度を寝室やリビングで行っている方は、洗面所を昼白色にする必要はないかもしれません。

【例】

出典:tokopedia.com

https://www.tokopedia.com/


 



<昼光色>
 

寒色系の青みがかった光。

集中力を高める効果が期待できるので、勉強部屋や仕事部屋などに向いています。逆に言えば脳を覚醒させる光と言えるので、就寝前に使う洗面所の光としては向いていないでしょう。


また、メイクや身だしなみを整えるのも昼白色で充分と言えるので、昼光色を採用することは多くないと思います。ただし、朝、洗面に居る時間が多いという方は、仕事前や登校前に集中力が高まって良いかもしれません。
 

 



<その他>

出典:estliving.com
https://pin.it/274HxAp


可能であれば画像のように窓を設けると自然の光が入って良いでしょう。天候に左右されてしまいますが、朝の身支度を自然の光のなかで行うことができます。

 

照明の色温度の選択肢も自由度が増すでしょう。
 

 



<調光調色機能がついた照明を選ぶという選択肢も>
 

色温度を変更できるダウンライトや電球なども沢山販売されています。シーンや用途に合わせて光の強さや色温度を変更できるので便利ですね。

 

ただし、毎回その作業をするのが面倒だと感じる方には向いていなそうです。
 

 



<まとめ>


5種類ある色温度の特徴を見てきましたが、洗面所に最適な色温度は用途やライフスタイルによって違ってきそうです。具体的には以下の様になるでしょう。


・「リラックスできる空間にしたい」「温かみのある印象にしたい」「メイクや身支度はリビングなどでしている」という方などは「電球色~温白色」


・「リラックス効果は気にしない」「メイクや身支度を主に洗面所でしている」「身支度をしながら集中力を高めたい」という方などは「白色~昼光色」



いかがでしたか?


今回は「洗面所の最適な色温度は?」というテーマでお伝えしました。


それぞれの色温度には当然ですが一長一短があります。ご自身の好みやライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。


自分では上手にコーディネート出来ないという方は、コーディネートのお手伝いさせて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。(随時受付中です)
※無料相談も承っております。

この記事が少しでもお役に立てばとても嬉しいです。


最後までご覧頂き有難うございます。