皆既食が終わって、月が満ち始めたとたんに、
今度は訳の分からない歓びが溢れ出して、
おかしくて笑い出しました
満月から新月になるまでの間に、溢れ出た悲しみは、何千年分も何万年分もの悲しみであり、何億人分もの悲しみのような気がしました。
だから「私」の悲しみじゃない。
人類の集合意識に詰まっていた悲しみだったのでしょう。
そしてそれが解き放たれて、空いたスペースに、宇宙がここぞばかりに流れ込んだ。
それは理由のない歓び。
根拠のない安心。
先が分からないときめき。
何があっても結局は大丈夫なんだっていう、
ネタばらしに似たおかしさ。
実際、大丈夫なんだってことを体験しましたよ
外で皆既月食を見た後、ホテルに戻ったら、カードキーがどこを探してもありませんでした。あんなプラスチックの固いものを外で落としたら、音が出て気付くはずなのに、全然落とした記憶がありませんでした。
でも、不思議なことにまったく焦らなかったんです。
そして、何だか知りませんが、座っていたベンチの下に落ちている映像が見えました。
そしてベンチに戻ってみたら、本当にその下に落ちていました
やっぱり大丈夫だった
宇宙はまたしても教えてくれました。
「何があっても結局は大丈夫!」
「絶対に悪いようにはしないぜ!」
どうせ大丈夫なんだから、どんどん宇宙に好きにしていただきましょうよ。
予測不能をとことん楽しみましょう
こりゃあ、ますます面白いことになって来ましたね。
明日は札幌のワークショップですので、
いくらなんでも、そろそろ寝ます
それでは、おやすみなさい