ところでエゴって何？

おはようございます

おかげ様でこのブログの読者数も１５００名の大台に乗りました。ご登録くださった皆さん、そしていつもご覧くださっている素晴らしい読者のみなさん、ありがとうございました。

振り返ってみたら、ブログを開設してちょうど２年でした。こうして書き続けているとあっという間ですね。この２年間の私の人生は、ものすごく展開が早く、特別何かしたような記憶はないんですが、これをやりたいと思ったことをどんどん行動に移しているうちに、気づいたらここにいました。

でもまだまだ新しい構想があるんです。それもちょっと楽しみ。これからも人生を楽しんでいきたいと思います。

今年はシフトスクールがかなり立て込んでいるので、なかなか時間が取れませんが、それでもまた、時期をみて記念ワークショップのようなものをやろうと思っています。今度は今まで行ったことのない地域にもお邪魔しようかな。

だいぶ先になりそうですが、気長にお待ちくださいね

さて、先日読者の方から、ブログを読むようになって、よくエゴという言葉が出てきますが、エゴって何ですかというご質問を頂きました。

エゴって何なのか、これを説明すること自体、頭を刺激し、魂で理解することから遠ざかりそうなので、ちょっと難しいんですが、それでもあえてお話ししてみようと思います。

エゴは、日本語では自我と言われます。辞書的な意味としては、他者や外界から区別して意識される自分のことを言います。

フロイトの精神分析学的定義では、イド（無意識的な衝動や欲求）と超自我（意識・無意識両方にまたがる道徳観や倫理観、理想など）の間にあって、調和を取りながら生き残ろうとする意識のことを指しているようです。

三次元上では、自分と他者は別々の身体を持った、全く別の存在のように見えます。そうなると、自分＝「個」であり、この個としての自分を生き残らせなければならないという自己保存の意識が生まれます。

人類の初期の歴史では、自然災害や外敵が多く、常に生命の危機にさらされました。その中で、ますますこの「生き残る」という意識が強化されてきました。

人は生まれてからずっと、どうしたら自分は生き残れるかという観点で人生を見続けます。

たとえば、喜んでわ～いわ～いと大声を出しながら踊ったら、ピシャっとお母さんに頭を叩かれて「うるさい」と怒鳴られたとします。するとその子は「ああそうなんだ、感情を顕わにして表現すると、愛する人に受け入れられないんだ。これでは生き残ることはできない」と感情表現を抑圧するようになったりします。

あるいは、勉強ができたり、お使いをしたり、やりたくないことでもそれをすれば親や先生が喜ぶということを繰り返し体験すれば、「そうか、私がやりたいかどうかなんて関係ないんだ。人が喜ぶことさえしていれば、私は生き残れるのだ」と思ったりします。

また、生き残るためには、完璧を目指さなければならないという強迫観念が生じることも多いです。そうなると、理想通りにやらない自分を責めたり、無理に頑張らせたり、分かったふりや何も問題がないふりをさせたりします。

人類の初期の頃とは違い、それほど差し迫った生命の危機はなくなりましたが、それでも、私たちのＤＮＡの中にある自己保存の因子は、こうして相変わらず強く作用します。

一見、このエゴがあるおかげで社会に適用しているようにも見えますが、実は絶えざる自己否定の中で人は苦しみます。

そしていつも自分が悪い人間のような罪悪感が潜在意識に沈潜していくからです。そうなると、そういう自分を見たくないので、他者への投影が始まります。自分は正しいけど、あの人はダメだという構図になっていくわけです。本当は自分のことをダメだと思っているから、人もダメに見えるているのに、、、、。こうして、人に投影して批判してるうちは、自己否定が癒されず、ますます強化されていきます。

皆さんもこうしたことって体験済みですよね。この重苦しい、自由じゃない感じ、、、。

社会で生き残り、幸せになるためにああしろこうしろと自分に言っているはずなのに、なぜかかえって苦しくなる。それがエゴの作用です。

そりゃそうですよね。エゴは絶えずあなたを否定しているわけですから。どんどん消耗して、どんどんパワーダウンして当然なんです。

どこからボタンを掛け違えてしまったのか、、、というと、それは自分と他者を別物と思ってしまったところから始まっています。もっというと、私たちは本当は神と一つであり、別々に見える存在たちも、別々ではなく一つなんです。ところが、自分はそのすべてが一つである神から切り離された頼りない存在だと誤解したとことからエゴが生まれ、苦悩や混乱が始まったのです。