2013年8月8日の夕方、緊急地震速報が発令されて驚いた方も多かったと思います。
あの時は「誤報」でしたので結果的にはホッとしましたよねぇ~。
でも皆さん、あの時。。。ボー然としてませんでしたか?スグに行動出来ましたか?
案外なにも出来なかった、っていう人が多かったんですよね。。。
そもそも緊急地震速報って何なんでしょう??
地震が起きた時は、ちょうど水面に物を落とすと波紋が広がって行くように、地震波っていうのが発生します。
その地震波の進行方向と同じ方向に揺れながら伝わる規模の小さなP波。
地震波の進行方向に垂直に揺れながら伝わる、規模の大きなS波。
P波とS波は同時に発生するのですが、P波の方がスピードが速いんですよ。つまりP波の方が早く伝わって来るわけです。この時間差を利用して発令されるのが緊急地震速報なんです。
震源と近い場所は時間差も短く、震源から遠くなるほど時間差が大きくなるのですが、時間差が大きいと言っても数十秒のレベル。
あの阪神淡路大震災の時、神戸市内はP波とS波の時間差はなかったのです。
それでもね!何も知らないで大きな揺れに襲われるより、例え数十秒でも時間があれば被害を減らし命を守ることが出来るんです。
緊急地震速報が発令されたら!
落ちてこない
物が 倒れてこない
移動してこない
そんな場所に素早く身を寄せましょう!!
※P波とS波がほぼ時間差なしに来ることもあります。家具などの固定も忘れてはなりません。
緊急地震速報が発令された!!
その時にあなたは何処に居るでしょう?お家に居るでしょうか?出掛けているのでしょうか?御家族は?可愛い、そして無力なペットは?日頃から考え、御家族で話し合っておきたいですね。
8月8日の緊急地震速報が発令された時。
甲子園球場ではまるで何事もなかったように高校野球の試合が行われ続けていました。観客の人達もグランドの選手たちも誰も行動を起こそうとはしなかったのではないでしょうか?
個人も、家庭も、職場も、そしてイベントの責任者も参加者も、考え、準備して欲しいものです。
そして地震波計測の精度も更に高めて頂く必要もありますね。