本格的な夏が来ました。
熱中症にご用心ください!
暑い日が続くと、毎日大量の汗をかきます。
すると、脱水状態になりやすいので注意が必要です。
熱中症の症状は
まず脱水症状として、めまいや頭痛、気分不良などを起こします。
ひどい場合は、体温の調節が困難となり、意識障害をきたします。
ときには、脳梗塞や心筋梗塞などの疾患を引き起こすこともあります。
熱中症をそのまま放置したために、死に至ることは珍しくないのです。
熱中症の患者さんの血液を顕微鏡で観察すると・・
赤血球が凝集し、血液の流れが
ひどく悪くなっているのがよくわかります。
血液がこのような状態では、全身の細胞が酸欠になってしまいます。
熱中症を予防するには・・
大切なことは、こまめに水分を補給すること。
咽が渇いてから水を飲むのではなく、咽が渇く前に飲んでおくようにします。
特にお年寄りは、元々身体の水分量が少なくなっており、
あまり咽の渇きを自覚しないこともありますので、ご用心下さい。
水だけではなくミネラルの補給も必要です・・
真水だけを飲んでいると、体液のミネラルバランスが狂います。
ミネラルのバランスが狂うと、けいれんや意識障害を起こすことがあります。
ミネラルを補給するには・・
ポカリスエットのようなスポーツ飲料を
水で薄めて飲むといいでしょう。
自然塩や味噌などから塩分を補給することも大切です。
飲まない方がいいのは・・
お茶やビールなどには利尿作用があり、
水分の補給には役立ちません。
冷たい水は吸収が悪く、胃腸粘膜の血行も悪化させてしまいます。
18℃くらいの水が、最も身体に良いと言われています。
くれぐれもご注意下さい・・
また、夏の暑い間は、無理な運動や外出を控えることも大切です。
ジョギングやウオーキングは、朝夕の涼しい時間帯に行って下さい。
最近では、毎日のようにグランドゴルフに出かける
お年寄りの熱中症が増えています。
何事もほどほどにしましょう。