*3大学の新設認めず 田中文科相、審議会の「認める」答申覆す 来春の開学不可能に

*「量より質だ」 田中文科相、大学設置認可を厳格化、審議会を改革


審議会の意見を無視して新設大学を認めないなんて、
田中真紀子文部大臣、思い切ったことやりましたね。

そもそも、日本の大学は多いですからね。
いつか誰かがやらなければいけなかったことなんで、
ここにメスを入れたのは評価できます。
(バブル期は約400だった大学が、少子化で
子供減ってるのに、今や800弱ですからね。
大卒の就職率が下がったと言われても、当然でしょう。
としか言えない状況)

審議会の正式名称は
大学設置・学校法人審議会といい、
審議員は2割以上を目処に大学関係者以外を登用し残りは
大学関係者で下記の内容を審議していきます。
大学は、どのように設置されるのか!?より)

○大学の設置の趣旨・目的に照らして、大学・学部・学科の名称は適切か。
○教育目的の達成のために必要な科目が開設され、体系的に教育課程が編成されているか。
○学生数に対応した専任教員の数や校地・校舎の面積が確保されているか。
○担当科目を教育する適格性を備えた教員が配置されているか。
○教育研究費、教員研究室や図書館など、教育研究を行う環境が整備されているか。
○自己点検・評価、外部への情報提供、教員の組織的な資質向上の取組(FD)の実施体制が整備されているか。
○学部の種類や定員規模に応じた設置経費が計上されているか。
○設置経費等の財源が自己資金として保有されているか。
○大学等の設置にふさわしい管理運営体制が整備されているか。
○完成年度における収支バランスが保たれているか。
○負債率や負債償還率が基準値を下回っているか。
その他

8割近くが大学関係者で占める審議会では、
教員等専門分野の精査という意味では、
役に立ったでしょうが、見方を変えれば
ある意味、やりたい放題だったとも言えるでしょうね。



それにしても、今回の新設認可は全て短大からの変更!
かなりの資金を既に投入しただろうに・・・。
大臣の鶴の一声で投資資金が無駄になるなんて、
ご愁傷様としか言い用が無いです。