*自民公募に「世襲」ゾロゾロ、議員子息が続々と

自民党は、09年の政権公約で
「3親等以内は公認しない」と
世襲制限を盛り込んだが、
衆院選後に公募を前提として世襲を容認する方針に改めた。
同党では、議員の後援会が強い力を持ち、
後援会幹部らが組織の維持を狙って
子息の出馬を望むことがしばしばある。

$わ~さんのブログ


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議員の世襲っていうのはどうなんでしょうね?

昔から選挙を戦うには、

地盤(後援会)、看板(知名度)、鞄(金)が
必要と言われてきました。

地盤、看板が(場合によっては鞄も)既に揃ってる
議員子息は有利です。

でも、考え方によっては、
政治の世界を小さい頃から垣間見てきてるわけですから
何も知らないズブの素人よりは、
党にとっては即戦力になるのは確かでしょう。

でも、政治家としての資質を見極めるのに、
現在の公募の審査方法はどうなのでしょうか?

例えばですが、とちぎ自民党の衆議院議員公募
出てますので、ちょっとみてみます。
(応募締め切りはもう終わってます)


まず、応募資格ですが、


1.日本国籍を有する満30歳以上の方(参議院選挙投票日に満30歳になる方でも可)
2.自薦、他薦は問いません。
3.栃木県に在住していない方も応募できます。
4.応募時の政治経験及び自民党籍の有無は問いません。

となってますから、誰でも応募できます。

次に審査基準ですが、

1.日本と栃木県の将来を考え、責任感と情熱を持って政治に取り組むことができる人
2.自民党の掲げる理念を理解し、党の再生と党勢拡大に取り組める人
3.実行力と広い見識を持ち、その将来を期待できる人


となってます。
この、提示された項目をクリアできるかどうかを、

書類審査と面接で決めるらしいですが、

この書類審査用で提出する書類が、


1.応募申請書:〔指定用紙〕
2.履歴書:〔指定用紙〕
3.戸籍謄本:1通
4.住民票:1通
5.アンケート(指定用紙)
6.論文:1編〔2,000字以内〕
テーマ『目指すべき日本の将来像と国政への提言』
原稿用紙
7.誓約書(指定用紙・自書)

上記だけになります。

これに通過した人が次の面接に進むわけですが、
上記の書類で何がわかると思いますか?

上の書類ぐらいだと、自民のHPでもみてたら
コピペだけでも完成させることができます。

結局、何を基準にして候補を選んでるかをオープンにしないから
問題なんでしょうね。

まあ、もともと言われている
地盤、看板、鞄に関しても

地盤・・・地元に利益誘導する代わりに選挙で票をいれてくれる人達を
     どれだけ抱えてるか。(既得権益との癒着度)

看板・・・誰も知らない人よりは知ってる人(地元有名人・タレント等)や
     有名大学、官僚、大企業出身。
     (多数の法則や権威の信頼度)

鞄・・・・接触度合いが増えれば、人は好意が増加。
     その為には、普段のポスターや選挙カーを
     大量に走らせる等、物量作戦が有効。
     =金がかかる

簡単に言えば、こんな感じですので
なかなかオープンにできないというのもあるかも知れませんね。

でも、考えてみるとこれで当選してたということは
選挙民のレベルが・・・。




さすがに下記の人は当選したことありませんけどね。