日本がデフレになった理由は何でしょうか?

いろいろな説があります。


本日のTVで仙石氏は面白い見解を出してきました。

「原油が高くなったから」

これが理由とのこと。

日本のデフレは下記のとおりです。



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以下は原油価格の推移です(ドル換算と円換算)


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でも、この理屈だと世界の他の国と整合性があいません。

他国では、原油の価格上昇はインフレ要因として扱われます。

仙石氏の言うことが事実だとした場合、
なぜ日本だけ、デフレ要因となるのでしょうか?

他国と日本の違いはどこにあるのでしょう。

推測するに、労働市場の違いがあるのではないかと思います。

日本は以前から世界で指摘されてる通り、
労働市場において労働力の移動が困難な環境と言われています。
(会社からみると首を切りにくい。労働者側からみると転職しづらい。)

その結果、会社と会社員は運命共同体となっているともいえます。

資源等の価格上昇で企業を取り巻く環境が変われば
自ずと儲かる産業は変わってきます。

本来ならば、儲かる産業に労働力は移動していき、
労働者の収入は上がっていくのですが、
(欧米ではそうなっています)
日本では、環境がかわり会社に元気がなくなるのと共に
労働者の収入も一緒に細々っていきます。

結果、安いものしか売れず、デフレが進行するということになります。


ここまでは、仙谷氏の説が正しいとして推論しましたが、
これに対して彼は何をしたんでしょうね?


仙石氏は、自身のHPで政策を掲げています。

その中で、関係の有りそうなものを抜きだすと、

強い円をつくって国際関係力を強化、
 同時に家計の購買力を高める。

*「パート労働法案」を提起、正規・非正規の均等待遇
 格差の固定化を食い止める。

このあたりでしょうかね。

結果だけいうと、
「円」は本当に強くなりましたね。
国内輸出産業が海外へ逃げ出したり、倒産するほど強くなりました。

正規・非正規の均等待遇は徐々にではありますが、
縮まる傾向です。
でも、正規社員の賃金下落という
方向でですけどね。

結局、仙石氏のデフレ論を正当化するなら
産業構造の変化(労働環境含む)を
推進していかないといけない立場なのに
自分を応援してくれてる集票につながる既得権益者だけを
守ってるからこんな事(国の弱体化)に
なってるとしか言いいようがありません。
残念なことですね。