*習近平氏 “平和的解決に努力”

上記の記事によると

周近平氏は

21日、ASEAN=東南アジア諸国連合の首脳らを前に行った演説で、
「隣国との領土や領海、それに海洋権益を巡る争いは、
友好的な話し合いを通じて平和的に解決するよう努力する」と強調
したらしいです。


NHKのニュースでは、

これは、フィリピンやベトナムなど南シナ海の島々の領有権を巡って
対立する国も加盟するASEAN域内で、中国に対する脅威論が広がるのを
抑えるねらいがあるとみられます。

とのことですが、

この発言が出てきたのには私的には、以下の米軍の行動が大きいと思います。


*F22に実弾装備 県内で初搭載飛行か

$わ~さんのブログ

米国は尖閣諸島に関しては「話し合いで解決を望む」
でも「尖閣諸島は日米安保条約の範疇」と、
いざ(=中国軍の侵攻)となると、日本の味方をしますよ。

と、口先だけで動く気配がありませんでした。


ところが、今回のF22戦闘機への2007年以来の
実弾装備は、米国が口だけではないことの証明として
中国側が受け取ったと思います。


いまさら、東西冷戦の時代に逆戻りはしないだろうけれども、
結局は、武力を抑えるには武力による威圧が一番効くというのが、
今回の件で証明されたように思います。


米国議会でも

20日米国議会で民主党の有力者・ウェッブ上院議員は
「『日本に対し、さらなる行動を取る権利がある』と
中国の国防相が主張したのは、
『軍事力を使う』と脅しているようにしか聞こえない。
これは、アメリカにも直接影響を与える」と述べ、
中国の姿勢に強い懸念を示した

*尖閣問題 米公聴会で中国の姿勢に懸念の声

と、中国に対する脅威論が盛り上がってきてますので、

中国側も強気一辺倒では対応できない事実に
やっと気がついたということでしょうかね。