受験基礎〜理系編〜

受験勉強で効率のよい勉強法とは何かを考えるとき,何を把握するべきなのか。



それはやはり,「試験にどんな問題が出るか」ということだろう。



これは,「試験をする側は何を試したいか」または「何を受験生に求めているか」と言い換えられると思う。




では,何を試験者は何を求めているのか。



それは大きくわけて,２つ。

①出題範囲の内容を理解しているか。
②状況判断・情報処理の能力が十分にあるか。

だと思う。



そしてまた,上位校になるほど,②の傾向が強くなるし,また①についてもより深い理解が求められるように思う。

つづく

受験のための記憶術

どうすれば効率よく単語などを記憶していけるか。



まず,記憶するということはどういうことか。



それは,ただ単純に脳に情報を蓄えるということではない。


「情報Ａを手に入れたとき,情報Ｂを想起できるようにする」ということであり,



よりわかりやすく言うなら,

「情報Ａに対して,情報Ｂが関連しているということを強く印象に残す」



ということだ。



たとえば,
「鎌倉幕府は1192年に始まった」ということを覚えるとする。



このとき,主な情報は「鎌倉幕府」と「1192年」である。


そして,それらを独立して覚えたところで,「鎌倉幕府」という単語を聞いて,「1192年に始まる」ということが想起されなければ意味がない。

つまり,「関連付」が必要である。



そしてまた,これら２つの情報を単に繋げようと思っても,なかなか難しいことだから,「いいくに作ろう鎌倉幕府」などと,語呂のよさによって,「印象」を強く残そうと試みるのだ。





つまり,記憶をするとき,「関連付」と「印象」が大事になってくる。

受験化学の基本〜理論編〜

化学の理論分野は次の２つの大原則で成り立っている。



①つりあうこと

②全体の量は変わらないこと





たとえば①は
平衡定数,電荷均衡…
などに現れ,



②は
質量保存,物質収支…
などに現れてる。




だから,ほとんどの理論分野の計算問題はこのたった２つを意識して式を立てれば解ける。




だが,実際にはもう１つ意識しなければならないことがある。それが…



③打ち消しあうこと



これはたとえば
酸化還元,中和…
などに顕著に現れると思う





この３つのことを意識すれば,飛躍的に化学の問題が解けるようになるはず。





…なんてゆうおいしい話があればいいけど,そういうわけにもいかない瘀



これを意識しながら問題演習をこなし,研究していかなければ成績は伸びない。