葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず。 | Lifenize 無農薬ニンニク「北杜にんにく」やおもしろ輸入品を販売。

葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず。

2005年11月25日




ニラ、ラッキョウ、ネギ、ショウガ、ニンニクを五葷(ごくん)というそうです。
いずれも食用に日常的にもちいられている野菜ですが、強烈な香りを放つ草という事。
それにお酒を追加して葷酒というらしい。くさい野菜は不浄であり、酒は浄念を乱すのでともに清浄な寺門内に入る事は許さないといことらしい(角川、国語辞典)。

これらの野菜は漢方にも使用され、ニラは韮白(種:韮子)、ラッキョウは薤白、ネギは葱白、ニンニクは大蒜、ショウガは生姜という。

5つの野菜の共通性は辛(味)と温(温める)であるけれど、においは化学的にはショウガ以外は硫化アリルを含んでいると言う事になる。食材として私達が感じるにおいと味(辛味でない)ではショウガ以外は共通性を有するように感じます。

化学的に解明されない時代では唯一人間の五感と体験が絶対であったという事かもしれない。
ショウガは漢方では元気の気、気分の気、本気の気など精神活動に作用して正常に体を保つようにする。

ショウガ以外の4つの野菜は滋養強壮として、その代表がニンニクということではないでしょうか。ニンニクといえばギョウジャ(行者)ニンニクが山菜の珍味としてありますが、ショウガよりもこのギョウジャニンニクを五葷にしたほうが相応しいと思っているのですが、そもそも五葷の考えは中国からきたものだとすると、当時の中国ではギョウジャニンニクは無かったのだろうか、あるいは日本在来種なのだろうかと勝手に推測しているのです。

ギョウジャニンニクに関する資料が手元にないので、この辺りの事を教えて頂きたいと思うのです。修行僧は寺の周囲に自生しているギョウジャニンニクだけはおおぴっらに食べていたのかもしれない。おしまい。