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高木竜がヘッドコーチに72歳権藤博氏を招へい…中日
スポーツ報知 10月21日(金)9時4分配信
 中日がOBで元横浜監督の権藤博氏(72)=野球評論家=をヘッドコーチとして招へいすることが20日、分かった。高木守道新監督(70)の初年度となる来季は、98年に横浜を率いて日本一に輝いた権藤氏との「70歳代コンビ」で、リーグ3連覇を目指す。

 常勝軍団継続へ、中日が名伯楽を参謀役に迎え入れる。来季、プロ野球3人目の70歳代の監督となる高木氏の補佐役として、72歳の権藤氏の入閣が有力となった。球団幹部は「経験があり、選手に対して(影響力の)強い方であれば年齢は関係ない」と説明した。

 チームは今季、リーグトップの防御率2・46を誇る強力投手陣を軸に、球団史上初のリーグ連覇を達成。高木次期監督も落合監督同様、守り勝つ野球を目指しており、優勝決定時には「ものをいうのは投手力。今年良かったからといって、来年も、というわけにはいかない」と話している。権藤氏の指導で、投手王国をさらに強固なものにする考えだ。

 権藤氏は1961年に中日に入団し、1年目からエースとして69試合に登板して35勝19敗をマーク。その連投ぶりから「権藤、権藤、雨、権藤」と呼ばれるほど獅子奮迅の活躍で、新人王と沢村賞を受賞した。68年に現役引退後、中日で81~83年に1軍投手コーチ、その後は近鉄、ダイエーで1軍投手コーチを歴任した。97年に横浜でバッテリーチーフコーチになり、98年に監督に昇格。1年目でいきなり38年ぶりのリーグ優勝と日本一に導いた。

 選手の自主性を尊重しながら勝利に導く手腕は球団内でも評価が高く、過去には監督候補にも挙がった。投手コーチとしても、卓越した理論の持ち主。中日では鈴木孝政、小松辰雄、牛島和彦らを育て、2度のリーグ制覇に貢献した。

 高木新体制では、OBで野球評論家の今中慎二氏(40)、韓国・KIAの打撃コーチの平野謙氏(56)の招へいも有力となっている。球団では11月2日からクライマックスシリーズ最終Sを戦うチームに配慮。状況を見極めた上で、正式に打診する。球界でも異例の「70歳代コンビ」が、来季の目玉となる。

 ◆権藤 博(ごんどう・ひろし)1938年12月2日、佐賀県生まれ。72歳。ブリヂストンタイヤから1961年に中日入団。通算210試合で82勝60敗。防御率2・69。新人王のほか沢村賞、最多勝を各2度、最優秀防御率、ベストナインを1度ずつ受賞し、68年に現役引退。73年から中日で2軍投手コーチ。81年から中日、近鉄、ダイエーで1軍投手コーチを務めた。97年にバッテリーチーフコーチとして横浜入団。98年に監督に就任し、リーグ優勝と日本一を達成し00年に退団。右投右打。