全国屈指のがん医療の診療拠点、大阪府立成人病センターの建て替えが暗礁に乗り上げています。
移転するかどうかで議論が分かれていたこの問題、専門家会議は27日、「移転が望ましい」との結論を出しましたが、すんなりいくかどうかはまだ不透明です。
大阪市の森之宮にある「府立成人病センター」。
がん医療の拠点病院として患者の受け入れ数は近畿でトップ、治療後の5年生存率も胃がん、大腸がん、肺がんでは全国トップの施設だといいます。
しかし、老朽化という問題に悩まされています。
「大雨が降るなどの表紙で配水管が破裂したり建物の側壁が一部落下することが起きている」(府立成人病センター事務局次長)
最も古い病棟はすでに築50年近くが経過していて、ヒビが入ったり鉄筋が剥き出しになるなど建物を見る限り全国屈指のがんの診療拠点とは言い難いのが現状です。
「安全第一が一番いいと思いますので、まずは患者第一でお願いしたい」(来院者の男性)
「よく利用する費とはとても不安だと思う。耐震とか…」(来院者の女性)
そこで、おととしセンターを視察した橋下知事は、現在の大阪府庁のすぐ側に移転して新築する移転案を打ち出しました。
ところが、それに待ったがかかります。
大阪府庁舎を南港に全面移転した後の街づくりの拠点に、成人病センターを位置付けたことで府庁舎の移転に反対する自民党などが反発したのです。
自民党は成人病センターを今の場所で建てかえる計画を立て、今年3月の議会で提案。
これを受け、知事サイドは医療や建築の専門家からなる会議をつくり移転か現地建替えかを議論してもらうことにしました。
そして、27日、専門家会議は「移転が望ましい」とする結論をまとめました。
「現地での建て替えは移転に比べ工期が1年以上長く、今の場所での工事は騒音など患者への負荷も大きい」というのが主な理由です。
「いま入院している患者だけでなく、大阪府民全体のことを考えて早急に最新のがん拠点病院をつくるべきと考えているので、そういう視点での議論にしたい」(大阪府 橋下徹知事)
ただ各党ともに早期建替えが必要という点は否定しないものの合意のめどはたっていません。
少しでも良い環境で、治療を受けたいという患者目線での歩み寄りが必要なのではないでしょうか。
(07/27 19:01)
移転するかどうかで議論が分かれていたこの問題、専門家会議は27日、「移転が望ましい」との結論を出しましたが、すんなりいくかどうかはまだ不透明です。
大阪市の森之宮にある「府立成人病センター」。
がん医療の拠点病院として患者の受け入れ数は近畿でトップ、治療後の5年生存率も胃がん、大腸がん、肺がんでは全国トップの施設だといいます。
しかし、老朽化という問題に悩まされています。
「大雨が降るなどの表紙で配水管が破裂したり建物の側壁が一部落下することが起きている」(府立成人病センター事務局次長)
最も古い病棟はすでに築50年近くが経過していて、ヒビが入ったり鉄筋が剥き出しになるなど建物を見る限り全国屈指のがんの診療拠点とは言い難いのが現状です。
「安全第一が一番いいと思いますので、まずは患者第一でお願いしたい」(来院者の男性)
「よく利用する費とはとても不安だと思う。耐震とか…」(来院者の女性)
そこで、おととしセンターを視察した橋下知事は、現在の大阪府庁のすぐ側に移転して新築する移転案を打ち出しました。
ところが、それに待ったがかかります。
大阪府庁舎を南港に全面移転した後の街づくりの拠点に、成人病センターを位置付けたことで府庁舎の移転に反対する自民党などが反発したのです。
自民党は成人病センターを今の場所で建てかえる計画を立て、今年3月の議会で提案。
これを受け、知事サイドは医療や建築の専門家からなる会議をつくり移転か現地建替えかを議論してもらうことにしました。
そして、27日、専門家会議は「移転が望ましい」とする結論をまとめました。
「現地での建て替えは移転に比べ工期が1年以上長く、今の場所での工事は騒音など患者への負荷も大きい」というのが主な理由です。
「いま入院している患者だけでなく、大阪府民全体のことを考えて早急に最新のがん拠点病院をつくるべきと考えているので、そういう視点での議論にしたい」(大阪府 橋下徹知事)
ただ各党ともに早期建替えが必要という点は否定しないものの合意のめどはたっていません。
少しでも良い環境で、治療を受けたいという患者目線での歩み寄りが必要なのではないでしょうか。
(07/27 19:01)