明日から関西方面に長期出張になりますので連日で書いてみます。

前回のブログで書いた、私の所に来た質問を書いてみたいと思います。

質問:腸内フローラの交換で性格が変わるって本当?
番組中で5センチほどの高さからすぐ降りるマウスとずっと降りられないマウスの腸内フローラの交換をした所、降りられたマウスはより時間がかかり、降りられなかったマウスは降りれるようになった場面が放映されていました。
私の解釈ではこれは無いと思います。人間でもそうですが、体調というのはその時の気分を大きく左右します。どんなにお酒好きな人でも頭痛がひどい時に誘われたら、「今日はやめとくわ~」ってなりますもんね。痛みなどは特にストレスと密接な関係がありますから、「性格を変える」というのは言い過ぎだと思いました。

質問:デブ菌みたいなものが本当にあるの??
これは検証する術がありませんが、恐らくあると思われます。太った人の腸内フローラをマウスに移植したら100%太ったとの事なので何かあるのでしょう。ただ、より良く消化する形に栄養素を変えている可能性も大いにあるので、一概に忌避するものでは無さそうです。太めな方はエネルギー変換効率に優れているとも言い換えられると思います。

質問:現在不可逆とされている病気も治る可能性があるのか?
これは大いに期待できると感じました。一般的に西洋医学の考えとして、症状が起きたことに対する阻害作用を利用した作用機序で治療を進めていきます。そのため、必ずと言っていい程副作用の発生が認められます。
ある難治の病気の方の糞便を分析し、その方に特異に多い菌を探し出し、健康優良児的な方の腸内フローラと入れ替えるという治療であれば副作用が起きる可能性は少ないと思われます。さらに肉親で健康な方のフローラを利用すればより安全性を高められます。

欧米では医学の考え方に柔軟性があり、一見不可思議なこともいろいろとチャレンジしていて大変興味深い事例が多くあります。老齢のマウスとその子孫であるマウスの血管を直接つないで離れないようにしたら、老齢のマウスは若返り、若いマウスは運動能力が落ちたといった論文もありました。これが人間に応用できるなら、自分の息子や孫から献血してもらい、その分自分の血を捨てれば、誰も傷つくことなくアンチエイジングが実践できてしまいます。

そのうちどこかのアンチエイジングクリニックでやるかも???