ビジネスにおいて、自分の伝えたいことが相手にうまく伝わらずに悩んだことのある人も多いのではないでしょうか。伝えたつもり、伝わったつもりでは目的も達成できませんし、仕事になりませんね。
ビジネスシーンにおいて、話し方がうまくなることで得られるメリットを一言で言うと、ビジネスが目的達成できる可能性が高まるということです。
ビジネスの目的は大きく分けると、良好な人間関係を築く、相互の理解を促進する、周囲の信頼と協力を得る、ということが挙げられます。話し方が上手になることで、これらを達成しやすくなるのです。
自分の考えや思いが相手にきちんと伝わる、すぐに実践できる話し方のコツについて記します。
■言いたいことを簡潔に表現する
簡潔かつ具体的、そして自分自身の言葉で、できれば20字以内で表現できるようにしておくことが最も重要です。一本筋が通っている、軸がぶれないという、話し手の中心となる考え方を持つことです。この話し手の中心となる考え方、つまり話における主題を明確にすれば、相手に伝わります。
逆に主題が明確になっていなければ、当然自分以外の相手に、自分の考えや必要な情報を正確に分かりやすく伝えることはできないのです。
主題を明確に表現するためのコツは、「〇〇すれば△△なる」あるいは「〇〇することで△△できる」という伝え方をすることです。この表現を用いて、自分自身の考えや言いたいことを伝えてみましょう。
■体験談から具体例や話題を考える
自分の話は自分にしかできない、これが真実です。よく「話す話題が見当たらない」「何を話していいか分からない」ということを聞きます。この裏には、「相手にあまり知られていないような話題が良いのでは」「聞き手に合った話題を探すのは難しい」などという勝手な思い込みがあるものです
体験談に勝る話題はありません。なぜなら、自分自身が体験したことなので、臨場感があり、気持ちがこもり、その結果として、表現も生き生きとして、聞き手を魅了するのです。
聞き手に寄り過ぎた思い込みはいったん脇に置いて、自分自身の体験から、具体例や話題を見つけてみると良いでしょう。
■話題や話す順番を整理する
話題選択においては、主題を伝えるのに必要な話題かどうか考えることです。不必要な話題は削除していくと、必要な話題が残ります。
次にすることが、どの話題をどのような順番で話していったら良いのかという、話の順番や流れを考えることです。話の展開方法しては、内容や場面に合った方法で次のようなパターンがあります。
3部構成:序論→本論→結論の標準的なプレゼン
4部構成:起→承→転→結の物語風の展開
ロジカルトーク:結論→理→証明→結論の論理展開
■導入と結論を工夫する
話をより一層魅力的で印象深いものにするための方法の1つとして、「最初と最後」「導入と結論」「つかみと結び」をどのようにするかを考えることです。
「最初・導入・つかみ」のコツは、相手の関心事で身近な話題を選ぶことです。誰もが日常で経験する話題、例えば、友人との会話など、多くの人が共感できる身近な話題が良いのです。
「最後・結論・結び」のコツとしては、強調して、問題提起して、余韻を残して終わらせることです。
■相手中心で考える
コミュニケーションは相手がいて成り立つものです。人間関係で悩んでいる、嫌いなタイプがいる、自分のことをなかなか分かってもらえない、言いたいことが上手に伝わらないなど、悩みは尽きないもの。
人間というものは、自己中心的な生き物で自分が自分がと我が強くなります。しかし、相手中心で考えられる人こそが話し上手な人といえるのです。
■あいさつを大切にする
たかがあいさつ、されどあいさつです。「話し上手な人」とは、「あいさつ上手な人」といえます。初対面の印象でその後の人間関係に大きく影響を及ぼします。
良好な人間関係づくりは、立派なコミュニケーションの目的です。そして、この目的が達成できるか否かを左右する働きこそが、あいさつであり、会話なのです。人と会話することで、相手との人間関係を築いていきます。そして、豊かな会話へ持っていくためのきっかけこそが、あいさつといえます。
■メリハリをつける
人の話は聞けて3分だといわれます。聞き手を飽きさせず、自分の話を聞いてもらうためには、話の中での強調点や山場を設定して、話のメリハリをつけて変化させましょう。
この時のコツとしては、質問や問い掛けで聞き手を巻き込んでいくことです。
■アイコンタクトする
人とのコミュニケーションで相手にインパクトを与えるのが、アイコンタクトです。欧米人の場合は特に顕著で、目で言葉を届けるという、双方向のコミュニケーションを意識しています。一方、日本人は目を見て話す・聞くことが苦手な国民です。
効果的なアイコンタクト方法のコツは、自分の両眼で相手の両眼を見ないことです。自分の左目で、相手の左目を見るのです。理由は、左目は感性を司る「右脳」とつながっているので、左目を合わせることで相手に感じの良さを伝えることができるからです。
■まとめ
学んだ知識を活用して初めて力となるものです。話し方とは、学んだ知識を活用して初めて力になります。毎日の仕事や生活で活用してみてください。