【骨をたたいてがん予防】

骨にある骨芽細胞からはいくつもの骨ホルモンが分泌されています。
とくにオステオポンチンは免疫細胞をつくる働きがあり、がんや肺炎、感染症などさまざまな病気を予防しています。
加齢とともに分泌が減る骨ホルモンを増やすカギが骨への刺激です。
片手で軽くグーのように握り、もう片方の腕全体をリズミカルにたたいていくだけでも骨の骨芽細胞が活性化し、骨ホルモンがたくさん出てきます。

【7時間睡眠で脳のゴミを除去】

50歳くらいから進行していくアルツハイマー病は、アミロイドベータというゴミが脳に蓄積することが原因のひとつになっています。
本来、脳には脳脊髄液が流れ、アミロイドベータなどの老廃物を除去します。
実は睡眠中は、脳が少し縮むことで脳脊髄液がスムーズに流れ、起床時よりも脳のゴミの排出速度が2倍になっていたりします。
寝過ぎも寝不足も血管には悪影響を与えるので、7時間睡眠で認知症を予防しましょう。

【朝の光を浴びて体内時計を整える】

朝、起きたらカーテンを開けて朝日を全身に浴びましょう。
交感神経をアップさせる幸せホルモンであるセロトニンが増加し、しっかり目覚めることができます。
体内時計もリセットされ、夕方には副交感神経が優位に働きだし、睡眠ホルモンのメラトニンが増加します。
血管の若返りに重要な深い眠りに誘ってくれます。

【夜の発酵食品で動脈硬化予防】

腸内環境が悪くなると血流が悪化し、血管が衰えて動脈硬化を引き起こします。
腸内環境を整えるには、納豆やヨーグルト、漬物などの発酵食品が効果的ですが、血管の若返りには夕食で摂ったほうが有効です。
副交感神経の働きがよくなる夜は、腸のぜん動運動も活発になります。
夜に発酵食品を摂ることで、腸内細菌が元気になります。
消化吸収がスムーズになり、血流も改善、血管が弾力性を取り戻します。

【イメージトレーニングで自律神経を安定させる】

ちょっとしたミスやストレスは自律神経を乱し、血管を老化させます。
予防には短時間のイメージトレーニングが効果的です。
出かける直前や玄関先で、今日やることや忘れ物がないかなど頭を巡らせます。
深い呼吸を心がけながら行うと副交感神経が優位になり、血流も改善されます。
忘れ物があったりすると、たちまち自律神経のバランスが崩れます。
短時間のイメージトレーニングで日中の自律神経の乱れを予防しましょう。