■隠れいびきに要注意

いびきをかいているか、自分ではなかなかわからないものです。
同居の家族やパートナーに効くほか、スマートフォンのアプリを使って調べることもできるので試してみましょう。
ここで注意したいのが、女性に多い隠れいびきの存在です。
ガーガーとはっきりわかる音が出ていなくても安心はできません。

女性は閉経を迎えると女性ホルモンの分泌が減り、咽頭部の筋肉が緩みやすくなって、いびきのリスクが高まります。
また、女性はもともと肺活量が少ないために脳への酸素供給が不足しがちで、いびきの音も小さい傾向があります。
スースーとただの寝息のように聞こえる音は実はいびきで、脳が激しい酸素欠乏の状態に陥っている場合もあるのです。
電車やタクシーに乗るとすぐ眠たくなったり、起床して4時間後にもう睡魔がくるような症状があれば、隠れいびきで睡眠の質が落ちている可能性があります。
寝る姿勢を横向きにする、深い呼吸を心がける、など自分の睡眠を見直してみましょう
 
 
いびき
 
 
■電気毛布は冬の寝汗疲れの原因になる

冬の睡眠中は夏ほど汗をかいていないと思われますが、皮膚や呼吸から水分が失われる不感蒸泄(ふかんじょうせつ)は常に起こっていて、8時間の睡眠中に約300mlの水分が失われています
そこへさらに寝床を温めすぎて汗をたっぷりかいてしまっては、脱水症にもなりかねません。
また、暑くて途中で目が覚めたり、布団を蹴って、汗でぬれたパジャマが冷えて風邪をひくことも大いに考えられます。

電気毛布を使用する際は、就寝前に布団を温めるために使い、寝るときはスイッチを切ることです。
そして、疲労を呼ぶ寝汗対策を冬でも怠らないことが大切です。