少し前の話ですが、息子がついに愛車のストライダー(バランスバイク)を卒業しました
昨年5歳になり、ふと「これいつまで乗れるんだろ?」と調べてみたら対象年齢は5歳まで。
自転車に移行するタイミングを常々見計らっていたけれど、マレーシアは車社会だし道も悪いので乗る場所もなく。
何より息子は「ストライダーがいい!」とのことで先送りに。
けど学校の小さな庭でお友達と自転車で遊ぶうち、次第に楽しくなってきたらしく「自転車乗りたい」発言が出るように。
ストライダーと併用しつつ、週末に大きな公園のレンタル自転車で何回か練習。
公園の周りにレンタル自転車屋さんが並んでいます。
こども用、大人用、二人乗りなど様々。
1時間RM10(約350円)
メンテの状態はまぁアレで、たまにチェーンが外れたりとか。マレーシアだし仕方ない。
昔は頑なに「ペダルが嫌!」と言って三輪車すら足で蹴って乗っていたのに
ところで私、自転車レーンやレンタルがある公園に来るまで、こちらで自転車に乗る人を見たことがなくて。
マレーシアの人は自転車乗れないんじゃないか?と思っていました。←失礼
公園ではみんな楽しそうに乗っています。
自転車って日本では生活の足ですが、マレーシアではレジャーの乗り物なんだろうなと気付きました
話は戻って。
いよいよ自転車探しの旅。
街の自転車屋さんも、こども用自転車も少なくてなかなか見つからない。
けどメンテナンスを考えると、専門店がいいかなと思い。餅は餅屋というか。
そんな中で息子が唯一気に入ったのは
補助輪なしBMX
16インチで大きいし、ハードな動きに耐えられるよう車体がゴツくて重い。
いや初めての自転車よ?と心配な親は他を勧めるも心変わらず決定。
すぐ乗りたいとのことで、近くの公園で試しに乗ってみる。
ストライダーとサイズが違いすぎるので、まずは体で感覚をつかむところから。
夫が後ろで支え、少しだけ走って終了。
翌週末、本格的に練習へと繰り出す。
ところが夫が開始早々「もういいかな」と思ったそうで、漕ぎ始めてすぐに支えた手を離したら
ハイスピードで爆走
補助輪要らずで練習らしい練習もせず、デビューはとてもあっけなかった。
ストライダーで鍛えたバランス感覚が活きて、暑いシンガポールで毎週のようにひたすら付き合ってよかったと思えた
3年半3ヶ国でがっつり乗り回し、思い出の詰まった愛車。
乗りすぎてサドルは削れかけていたり。
最後に残っていた写真は、恐らく最後に乗った日のものではなくて。
こうして、ふいに訪れる最後の瞬間を見逃しながら、こどもの成長に驚き続けるんだろうな