「円錐切除術後」の病理診断結果:告知 | @子宮頚がん~闘病日記~

@子宮頚がん~闘病日記~

円錐切除術の後→1a1期にて子宮全摘出&リンパ節切除。つらい気持ちも希望もみんな。ここに記す闘病日記。

新たに耳下腺腫瘍についても記載しています。

今日は、手術後初めての診察。
先日切除した組織の、病理診断結果が分かる日だ。

診察の前に採血しといてとの事だったので、採血室へ行き、
その後、婦人科外来へ。


主治医のK先生は前に

「これで何も出なかったらラッキー」と言っていた。
「当然何もないっしょ」と、変な自信が私にはあった。


診察室に呼ばれ、


主治医:「目に見える病変は取れています」

Kayoko:「わぁーい♪」と内心喜んだ。

主治医:「うん。ちょっとゆっくりお話したいので、最後にまた呼びますね」」

Kayoko:「わかりましたー。」


・・・・・・?
まだ話あるの?
あれが結果じゃないの?
と一瞬不思議に感じたのだが、


まぁ。
K大学病院では、1回の外来で診察室に2~3回呼ばれたりするのは普通。
いつもの事だと思っていた。


付き添いで来ていた母にも「取れてるってー」って報告した。

(これが大きな勘違いだと、後に知らされる事となる)


--------------------------------


待合室に人もまばらになった頃、また診察室に呼ばれる。


難しい言葉がいっぱい書いてある【病理組織診断報告書】を見せながら、


「病理検査の結果、子宮頚がん1a1期でしたので、追加の治療が必要です。
一番、癌のリスクを下げる治療法は……、子宮全摘出かなと思います。」


私は驚きで一瞬言葉を失った。


と同時に、じわじわ涙が出そうになったが、隣に母がいた。
心配かけたくなくて、必死にこらえた。


私が泣かないからか、母も必死に泣くのをこらえているように見えた。
ごめんね。逆に泣いちゃった方がラクだったよね。


それから主治医に目を向けた。
主治医のK先生はいつも、患者の目を離さず、じっととらえて話をする。
そんな所が、信頼をおいている1つでもあった。


ふと周りを見ると、
主治医の後ろには、看護師や他の先生が優しく頷きながらスタンバっていた。

いつもは1対1の診察なのに、こういった告知をする時には、
何かあった時のメンタルケアとしてスタンバッていたのかな。なんて今さらながら思う。


どれくらいの沈黙があっただろうか。
主治医が口を開いた。


「私達が子宮全摘出を選択肢に入れるかどうかの基準には、まず1つ、リンパに癌があるかです。」


そう。私はリンパ管に癌細胞を認める「脈管侵襲」があったのだ。
癌は、リンパ節を通って他の臓器に広がる可能性があるそうだ。


2つ目も何か聞いたと思うが、何だか忘れてしまった……



取りあえず冷静にならなければいけない。

「全摘の治療法以外に考えられる治療法」を聞いてみた。


すると、癌のリスクが「安全~危険」の順に、紙に書いて丁寧に説明してくれた。


---------------------------------

安全
↓  ・子宮全摘出+リンパ節摘出

↓  ・子宮頸部摘出+リンパ節摘出
↓ 
↓  ・リンパ節のみ摘出

↓  ・何もしないで経過を見る
危険 
※いずれも卵巣は温存
---------------------------------


・放射線治療は、元気な卵巣まで傷つけてしまうので薦めない。
・子宮全摘による変化は⇒月経がなくなる。妊娠できなくなる。
・妊娠を考えているのであれば、子宮頸部摘出も選択肢にある。
・卵巣は残るので、ホルモン周期は今と変わらず残る。

という事だ。



手術は今すぐでは無く、
だいだい3カ月以内(4月いっぱい)までに終えられれば良い。との事。


一旦、家に帰ってから、
治療方針をゆっくり考える事になった。


---------------------------------------------


帰りがけ、結果を気にしていた旦那に電話で報告した。


「なんか、ダメだったみたい」と一言だけ。


これ以上言うと泣いちゃいそうで、
それだけ言うのが精一杯だった。



にほんブログ村 病気ブログ 子宮がんへ
にほんブログ村