保育園の年長さんだった当時、長女の発達年齢は2歳くらいでした。
中身が2歳の子が普通の小学校についていけるわけもなく。
そこは私も分かっていたし、腹括りは出来ていました。
問題はそこからです。
特別支援学級にするか、特別支援学校へ行くか。
多くのお母さんは2者択一で悩むものです。
通常学級か、支援学級か。
(せめて通級にならないか)
支援学級か、支援学校か。
その子なりの2者択一のうち、できればいい方に行かせたい。
というのは普通の親心。
当たり前の気持ちです。
でもそこに、『現実』が遠慮なく攻撃を仕掛けてきます。
保育園の先生や、就学相談の担当者、療育センターの先生の口から出る言葉たちです。
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でも、本当は。
その人たちは攻撃をしてるわけではなくて。
あなたと子供を良い方向へ導きたいと思っているのですよね……。
それも、なんとなく分かる。
でも、今は受け入れられない。
責められているように感じる。
私もそんな感覚がありました。
長女の未来を、少しでも明るい方へ促したくて。
可能性があるなら、少しでも明るい方向へ進みたいだけなのに。
学校で悩み、メンタルが弱っている時は、それがとても負担に感じます。
だから母親のケアって、とても大切なんですね。
お父さんや、おばあちゃんおじいちゃんが母親と子供を大切に思っていると、ここを乗り越えやすいと思います。
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長女の発達レベルは、特別支援学校入学を勧められるレベルでした。
でも私は地域の学校に通わせたいと思っていました。
長女はとても人懐こく、お友達が大好きな性格だったからです。
保育園では、親が言っても絶対やらないことでも、お友達と一緒ならやることができました。
周りのお友達に引っ張られてできないことが少しずつできるようになり、臆病だった性格も、だんだん元気で活発になってきました。
そういう『お友達効果』を目の当たりにしていた私は、健常の子供たちと交流できる環境が良いと思ったからです。
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その子にとってどんな環境が良いか?
ということは子供によってそれぞれです。
うちの場合は通常の学校が良いと思いましたが、通常の学校では音や視覚の刺激が強すぎて、落ち着いて過ごせない子供もいます。
先に書いた2者択一のうち。
良い方へ行かせたい。というのは、親の当たり前の気持ちではありますが、同時に『親のエゴ』でもあります。
大切なのは、子供本人にとって1番よい環境はどこか?
ということです。
そして学校生活で1番大切なことは、『毎日楽しく学校へ通えること』です。
少しでもレベルの高い学校を選ぶことではありません。
年長さんの子供には、まだ自分の行きたい場所を自分で選ぶことができません。
だから1番子供のそばにいて、1番子供を理解している親が、子供の居場所を選ぶのです。
いろいろな言葉に揺さぶられながら。
落ち込んだり、悩んだりしながら。
それでもここを踏ん張ると、あとがずっと楽になる。
というのが、私の実感です。
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