Being Frank

「“新たな自分”を見つめて 

―銃弾を受けた私の16年―」

~The Frank Gardner Story~
(2020年 イギリス🇬🇧)


↑↑↑↑↑↑クリック




中東取材の最前線で活躍し、BBCのスター記者だったフランク・ガードナー。

2004年にサウジアラビアでアルカイダの銃撃によって6発の銃弾を受けた。

一命を取り留めたものの脊髄への大きなダメージにより残りの人生を車椅子で送ることになった。

現在、BBCで安全保障担当の記者として働く彼だが自分と向き合うために同じような境遇の人々と対話を始める。

今の自分を受け入れているつもりでも心の奥底では、
過去の自分と今の自分とのギャップに折り合いをつけられない状態が続いていた。



ガードナーは自分と向き合うために同じような境遇の人々と対話を始める。 

転機となったのは首の骨を折り重度の障害のある大学生との出会い。


ガードナーと同じく中東に関心を持ち人生を前向きに生きようとする彼に触発されたことでガードナーも新たな自分を見いだしていく。


素直に自分に向き合えるようになるまでを描いたヒューマンドキュメンタリー。


↑↑↑↑↑↑↑↑↑クリック




↑↑↑↑↑↑↑クリック


2004年6月7日 

サウジアラビアの首都リヤド近郊で2004年6月6日。
英BBC記者とカメラマンが何者かに銃撃されカメラマンが死亡、記者が負傷した。
BBCが同日夜発表した。
5月29日に東部の町アルコバールで外国人22人が殺害された乱射テロ事件を取材するため、
先週サウジに入ったという。 

死亡したのはフリーカメラマンのサイモン・カンバーズ氏
(36歳)
一緒にいたBBCの治安・テロ担当記者フランク・ガードナー氏(42歳)はリヤドの病院へ運ばれ、手当てを受けている。

銃撃があったリヤド南部では、サウジ治安当局が過去、
アルカイダの掃討作戦を展開してきた。
2人を襲った犯人は逃走したとみられる。 ~以上転載~



私はドキュメンタリー番組が好きです。

創りものの物語よりノンフィクション作品のほうが
事実は小説よりも奇なり”
という感じで見応えがあります。

昨夜観たBS-1の再放送は
英国BBC放送のジャーナリスト
フランク・ガードナー氏の
ドキュメンタリー。

2004年に取材先のサウジアラビアでアルカイダの襲撃に遭い、
脊髄損傷で下肢不全麻痺、
人工肛門/ストーマの障害者になってしまった第2の人生を振り返る....という内容です。

健常者がある日突然脊髄損傷の末車椅子生活になる.....

という結構ハードな内容なのかな?と思ったら襲撃から16年経っているのでガードナー氏は障害を受容しているようでした。

脊髄損傷になる可能性はやはり
スポーツが多いようです。
ガードナー氏が取材していた脊損患者はボルダリングをしている時に落下して下肢が不自由になってしまった女性、
湖に飛び込んだ時に頸椎を痛めてガードナー氏よりも重度の障害をおってしまった青年。

BBCというイギリス大手の放送局のジャーナリストなので
金銭面に困る事も無かった様ですがWikipediaでは2019年にパートナーだった奥様と離婚し波乱万丈の人生です。


↑↑↑↑↑↑クリック

ガードナー氏は今もジャーナリストとして、車椅子で世界中を
取材しています。

 


脊髄損傷は身近に起こりうる事故なのだと身につまされる想いです。
主人はスキー&スノーボードを一切しません。
結婚した時から一貫して誘いを断り続けている。

自民党の谷垣禎一さんも2016年に趣味のスポーツサイクリングで大怪我をして脊髄損傷になり
政界を引退されてます。



↑↑↑↑↑↑↑↑↑クリック




『よし、こうすれば俺も頑張れるんだ』そういう気持ちを持つことが大事です。」と語る

谷垣禎一さん=東京都内で2021年7月13日
宮武祐希撮影

不慮の事故から5年がたった。電動車いすが欠かせない生活を送っている。 

「政治家として障害者という存在について一定の理解をしていたつもりでした。
でも、頭で考えていたのと自分が現実に障害者になるというのは全然違うことでした。
『ああ、こういうのが障害者なんだ』と」 

第24代自民党総裁で元衆院議員の谷垣禎一さん(76歳)

弁護士から政界に転じ財務相、国土交通相などを歴任した。
滑舌の良い話しぶりは健在だが、発音しづらい時もあるのか言葉に詰まることがある。

さらに手や首が意思に反して不規則に動いてしまう。 

通い詰めた永田町を離れ一日の大半を東京都内の自宅で過ごす。

朝起きると、サイクリングウエアを身にまとう。

「体が自由に動かないものですから伸縮性のあるものでないと着られない。昔、自転車に乗っていてたくさんありますので。年ですから、後は余生をどう送るかということですよ。
(障害を)割り切ったわけではないけれど、割り切るよりしょうがない」 

「あの時、政局を考えたのがいけなかった」 

谷垣さんは2016年7月16日
サイクリング中に転倒し首にある頸髄(けいずい)を損傷した。 

自転車は子どもの頃から好きだった。
学生時代は自宅から大学までの十数キロを毎日自転車で通った

自転車関連の議員連盟やサイクリング団体の会長を長年務め、2013年には自転車を上手に使いこなす著名人の称号

「自転車名人」の5代目に選ばれた。

レース用のロードバイクなどを数台持ち忙しい政治日程の合間を縫って1日で90キロ近くを走ることもあった。 

「自転車に乗っている時に
『消費税をいつ上げようか』なんて考えているようでは駄目なんです。乗っている間は路面を見て走ることに全精力を傾ける。それが自転車のいいところ。そう言っていたくせにですよ。あの時はね。『この後の政局はちょっと難しくなるかな』と柄にもないことを考えていた。それがいけなかったんだなあ」

 事故当時自民党幹事長だった。16年7月10日投開票の参院選では、安倍晋三首相(当時)が勝敗ラインとした
「与党で改選過半数」を大きく上回る議席を得て衆参で改憲勢力が3分の2を超えた。

ほっとしたのもつかの間。
舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選が14日に告示され、

31日の投開票に向けた選挙戦が始まっていた。 
しかも自民党は東京都連に反発して立候補した小池百合子氏と都連が中心となって担ぎ出した元総務相の増田寛也氏との分裂選挙になった。

都知事選の構図は野党4党が推すジャーナリストの鳥越俊太郎氏と三つどもえの戦い。

谷垣さんは告示日から応援演説をこなすなど精力的に動いていたが、わずかな空き時間ができた。
疲れた頭をリフレッシュしたい。
そんな思いで自転車に乗ったはずだった。 ~以上転載~

この番組を観て今まで私は亀山パーキングエリアの身障者エリアに平気で帰省の時に車を停めていたのですが、もう二度と停めない様にしよう(´・ω・`)
と強く思いました。

ツラツラと書いたのですが久しぶりに響いた障害者系のドキュメンタリー番組でした。