わたし膵臓に腫瘍ができちゃった...12月3日(日)
膵臓に腫瘍ができてから、まだ両親には報告できていませんでした。
わたしの性格上、すぐにでも伝えたかったのですが、
次女の七五三の写真撮影を控えていたので、
写真撮影を終えてから話そうと決めていました。
父は真面目だけれども、楽観的なところもあって、あまり小さなことは気にしないタイプ。
母は優しく面倒見が良い一方で、とても気にする性格なので、
特に母に腫瘍のことを話すには、タイミングを考えなければ...と思っていました。
(とても優しいので、自分ごとのように捉えてしまい、ストレスになると思ったからです)
七五三の写真撮影は長女の時にお願いした、フォトグラファーさん(愛称:ゆかりん)に決めていました。
わたしと同じ歳でとても話しやすく、ユーモアもある方で、写真も家族で撮るにぴったりの雰囲気にしてくれます!
写真撮影をしている最中によかぬ事も考えてしまってはいましたが、
最高の撮影会にしようと思い、終始笑顔で臨むことができました
夫婦の写真も撮ってくださり、夫婦で見つめあって撮った写真なんて結婚式ぶりだ...と思いながら
思い出にふけりながら、カシャカシャとたくさん撮影。
本当、おかしな話ですが、自分の健康が脅かされて初めて、いろいろなありがたみに気づくんです。
小さいありがたみが身に沁みて、小さなことに感謝することができるんです。
時間もそうで、今までなんとなく過ぎてきた時間を
改めて大切に過ごしていかないと...と思うようになりました。
ゆかりん(フォトグラファー)に『次は長女が7歳の時だね!』と言われ、
『次もよろしくね!』と返すも、内心は果たしてその時わたしはこの世にいるのか....と思っていました。
自宅に戻り、言うなら今日だと思い、車で両親の家へ向かいました。
夫も『行こうか?』と言ってくれましたが、『わたしひとりでいきたい』と伝え、実家へ。
実家のワンコと触れ合いながら、いつ言おういつ言おうと考えるも、
わたし:『実はさ....膵臓に腫瘍できちゃって....』
両親:『え』....
あー嫌だな、お母さんの顔を見てごらんよ、一気に何歳も老けて死にそうな顔してるよ
わたし:『でも膵臓にもいろんな種類があって、若いから癌じゃないと思うって言われたし。』
『だからこれから精密検査するんだ!』となんとか泣きそうになるのを堪えながら話しました。
私が泣いてしまうと母親も泣いてしまうので、なるべく早口で話しました。
父:『そうだよ、検査すればいいよ。お父さんだって肺の腫瘍なんともなかったんだしさ、あはは』と
言われ、いい意味で嫌な空気をぶち壊してくれたので、案外スムーズに話せました。
ありがとう父...
実は1年前に父の肺に腫瘍が見つかり、開腹手術をしましょうと地域の総合病院で言われたものの、
頑固な父は開腹手術を頑なに拒み、精密検査を自費でしに行きました。
そこはCT専門の医療機関で、肺の腫瘍を精密に検査してくれたそうです。
CTの結果はガンではなく、骨が腫瘍のように見える現象?(確か...)で問題なしとのことでした。
父は『ヤブ医者め〜危うく開腹手術されるとこだったよー』と笑いながら話していました。
その時父よりも母が心配で、父には元気になってもらわないと...と思い、
にんじんジュースをたくさん買ってあげた記憶があります。(にんじんが癌に効くとネット上で見たため)
それを今度はわたしが飲むことになるとは全く思っても見ませんでした。
続く