イノベーター理論とは、マーケティングのうんちくになりますが、営業マンも知っていて損はしない、顧客企業の方向性を読むもしくは理解するに役立つものです。
ざっと説明しますと、新たなサービスや製品が開発され市場に浸透していく過程を、消費者の特性ごとに分類分析したものとなります。
イノベーター
その名のとおり、先駆的なユーザーとなります。製品やサービスの細部にこだわる事はなく、先進性や革新性に価値を見出す層です。
アーリーアダプター
この消費者は、その製品やサービスが普及するかどうか、最も影響力を持つ層となります。製品やサービスの細部に興味があり精通し、普及の可能性が高い良いものを見抜き取り入れるからです。普及に影響力を持つため、インフルエンサーと呼ばれることがあります。
アーリーマジョリティ
市場への浸透を深めるアーリーアダプターに続く消費者層となります。
レイトマジョリティ
商品やサービスが普及した後に購入する層を指します。周囲の採用状況を慎重に検討、前例主義者といえる消費者です。
ラガード
保守的な消費者層であり、古いものを評価し新しいものに対して毛嫌いする傾向があり、最後まで購入しない可能性がある層です。
営業マンからみたイノベーション理論は、個人の特性に依存しない場合もありますから、顧客が所属する会社の体質を理解するに必要な知識と理解しましょう。
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