お騒がせなハリケーン"Sandy"が通り過ぎました。NYではとんでもない事になってしまいましたが、ここボストンは全くもって無事でした。雨・風ともに予想の範囲内で、特段に目立った被害はないようです。にもかかわらず、何故か我が家が10分間程度の停電に見舞われたのはどうにも不思議です。
ともあれ、Sandyのお陰で月曜日は大学の講義が全てキャンセルになりました。何をしようなかなぁと考えた結果、先週に見逃してしまったPresidential Debate Round 3をYou tubeで視聴しました。確認のため記載しますと、今回のアメリカ大統領選挙には3回のDebateが予定されており、第1回は10月3日にDenver、第2回は10月16日にNY、第3回は10月22日にFloridaで行われています。
総評によると、DenverではRomney氏が勝利、NYおよびFloridaではObama氏が優勢との事。私が見た感覚でも、おおよそおなじ印象です。DenverではObama氏の歯切れが悪く、対照的にRomney氏の力強いスピーチが光りました。雪辱のNYでは、Obama氏は一転して積極的に攻勢に転じ、Floridaでも同様の展開となりました。
現状の世論調査では、両者の支持率はほぼ拮抗しているようです。詳しくはこちら。
さて、アメリカ大統領選挙の論点は、経済政策、社会保障、財政、外交およびその他といったところです。具体的には、裕福層および中産階級への税制のあり方、エネルギー政策、Obama氏が導入した保険制度のあり方、財政赤字対策、軍事費、対中国政策、男女の雇用のあり方、人口中絶および同姓婚などです。
このうち、エネルギー産業でご飯を食べていこうと考える私としては、当然、エネルギー産業のあり方に注目しています。Obama氏が政権を取って依頼続いているRenewable Energyへの巨額投資は、Romney氏が勝利した場合には廃止および減額が予想されています。
私は政治アナリストでも全くないので、どちらが勝つかなんて事には全くもって意見がいえません。ただ、一つ特筆すべきは、両者ともに、抜群にDebateが上手いという事。TVの前で90分間、自信をもってDebateをするには相当の努力と胆力が必要です。話が上手いといわれるObama氏のDebateはもちろん、Romney氏のDebateもかなりのものでした。さすがは大統領候補者です。
翻って、日本の首相候補者はどうかと。また、日本の企業経営者、果ては自分の能力を振り返ってみても、両者のようなDebate能力があるとは残念ながら思えません。
一方、アメリカに来てから、Debateも一つの技術だと考えれられるようになっており、練習とともに技術は格段に上手くなることも実感しています。「自分はInfluential leaderだからDebate能力は必要ない」とはとても言えませんので、よい題材を得たという気持ちで、今後の大統領選挙を楽しみたいと思っています。
今回の一番のヒットで、「Romney氏があまりに完璧な経歴をもっているために親しみがもてない」という批判に応え、Romney陣営が打ち出した政策があります。
名づけて、「ロムニー人間化計画」。
おいおい、人造人間じゃないんだから。。
ともあれ、Sandyのお陰で月曜日は大学の講義が全てキャンセルになりました。何をしようなかなぁと考えた結果、先週に見逃してしまったPresidential Debate Round 3をYou tubeで視聴しました。確認のため記載しますと、今回のアメリカ大統領選挙には3回のDebateが予定されており、第1回は10月3日にDenver、第2回は10月16日にNY、第3回は10月22日にFloridaで行われています。
総評によると、DenverではRomney氏が勝利、NYおよびFloridaではObama氏が優勢との事。私が見た感覚でも、おおよそおなじ印象です。DenverではObama氏の歯切れが悪く、対照的にRomney氏の力強いスピーチが光りました。雪辱のNYでは、Obama氏は一転して積極的に攻勢に転じ、Floridaでも同様の展開となりました。
現状の世論調査では、両者の支持率はほぼ拮抗しているようです。詳しくはこちら。
さて、アメリカ大統領選挙の論点は、経済政策、社会保障、財政、外交およびその他といったところです。具体的には、裕福層および中産階級への税制のあり方、エネルギー政策、Obama氏が導入した保険制度のあり方、財政赤字対策、軍事費、対中国政策、男女の雇用のあり方、人口中絶および同姓婚などです。
このうち、エネルギー産業でご飯を食べていこうと考える私としては、当然、エネルギー産業のあり方に注目しています。Obama氏が政権を取って依頼続いているRenewable Energyへの巨額投資は、Romney氏が勝利した場合には廃止および減額が予想されています。
私は政治アナリストでも全くないので、どちらが勝つかなんて事には全くもって意見がいえません。ただ、一つ特筆すべきは、両者ともに、抜群にDebateが上手いという事。TVの前で90分間、自信をもってDebateをするには相当の努力と胆力が必要です。話が上手いといわれるObama氏のDebateはもちろん、Romney氏のDebateもかなりのものでした。さすがは大統領候補者です。
翻って、日本の首相候補者はどうかと。また、日本の企業経営者、果ては自分の能力を振り返ってみても、両者のようなDebate能力があるとは残念ながら思えません。
一方、アメリカに来てから、Debateも一つの技術だと考えれられるようになっており、練習とともに技術は格段に上手くなることも実感しています。「自分はInfluential leaderだからDebate能力は必要ない」とはとても言えませんので、よい題材を得たという気持ちで、今後の大統領選挙を楽しみたいと思っています。
今回の一番のヒットで、「Romney氏があまりに完璧な経歴をもっているために親しみがもてない」という批判に応え、Romney陣営が打ち出した政策があります。
名づけて、「ロムニー人間化計画」。
おいおい、人造人間じゃないんだから。。