たまにLidlというイギリスでは

なかなかの激安ドイツ系スーパーに行く。


ここのところの物価高騰でのせいなのか

駐車場でポルシェなんかも見て驚いたりするが

基本的にはあまりいいエリアにはない、、、真顔


そんなわけでこのスーパーで

レジ付近等がざわつくことも多い。

ある日もそうだった。


あぁまた始まったと思う。


セキュリティがざっと金髪の女性を囲む。

バックをチェックするらしい。


女性が

Don’t touch my bag!

と叫ぶ。


あぁ、、、、

万引きだ、、、悲しい


バックがチェックされている。


40代くらいに見える女性、

叫びのアクセントからイギリス人だろうと察する。

髪がパサパサしてて残念ながらお金を持ってそうな

雰囲気の女性ではない。


しかもこの期に及んで

セキュリティを振り切って

逃げようとしているではないか。

大型黒人さん6人のセキュリティを

振り切って逃げれるわけがないのに。

完全に気が動転しているとしか思えない。


店中にこの女性の金切り声が響く。

みんなこの悲しい光景を

またかという感じの冷めた目で見ている。


なんとなくやってしまったのか、

本当に生活に困窮しているのか。


裏口に連れて行かれてやっとおとなしくなった彼女。


一時期イギリスで万引きは厳しく取り締まらないようにという

驚きのお達しが出たことがあったけど、

もうそんな時期は終わった気がする。

万引きは犯罪だ。

やってしまったらもう犯罪者の烙印は消えないんじゃないだろうか。


とにかくこのスーパーに行くと

こういう光景をなかなかの頻度で見る。


絶対にあのWaitroseでは見かけない。


あまりに悲しすぎる現実だ。

イギリスはやはり貧富の差がありすぎる。


とにかくあの女性の金切り声が耳について離れず

よく眠れなかった。

しばらくは別のスーパーに行こう、、、