初めに
これから、生活に密着した経済に関してのお話をしていきたいと思っています。
なんでそんな話をするの
そう、なんで生活に密着したブログを書き始めるのか?それは、身の回りの方々が結構身近な経済に関して無頓着で過ごしていて、ある時気がついたら大変な問題にぶち当たる経験をしてきました。
そこで、そんなことや、経験してこと、そして学んだことをみなさんにお伝えできればと思いブログを始めることにしました。
そこで第一回のシリーズは「ビットコイン」に関して感じた疑問に関して調べたことに関する情報をお伝えいたいます。
「ビットコイン」を考えるには「貨幣」を知ることが必要
「ビットコイン」に代表される「暗号資産」て疑問に思いませんか?「暗号資産」と言われるとなんとなく納得できるけど、「デジタル通貨」と言われると疑問に思いますよね。
どうしても「通貨」と言われると「国家」が発行するものであって、民間が発行するものでないと思っているからだと思います。経済学の授業では「通貨発行権」は「国家に帰属する」と教わっているので、国家が関与していない通貨ってなんなの?って考えてしまいます。
この違和感をどうやって解消するのかが「ビットコイン」を理解するために必要なことではないかと考えました。そこで「『貨幣』とはなんなのか?」を考えることにしました。
貨幣って不思議なもの
世の中には「貨幣」と「通貨」と二つの言葉があります。これってわざわざ二つある意味ってあるのだろうか?という疑問が生じます。これは英語でも二つあります。「貨幣」は"money"で「通貨」は"currency"ということで二つあります。
ということはそもそも日頃「通貨」と「貨幣」と使っていますが、その違いを意識したことはないですよね。普通そんなことを意識することはないですよ。
こういった時にわかりやすいのが英語で調べることでして。英語で紙幣のことを"hard currency"と呼びます。これから推測すると「通貨」は現物の紙幣やコインのことで、預金などの口座になど全てのお金と思われるものが「貨幣」という大きな概念で「通貨」を含む概念だということになると考えることができます。
ではここで考えてみましょう。"Pay pay"の中にあるお金は「通貨」なのか「貨幣」なのか?確かに買い物はできるし、友達との間で割り勘の支払いができる。そうすると「通貨」の概念よりは大きな「貨幣」の概念の中に入ると考えるのが自然な気がします。
でも、"Pay pay"は使うことでポイントを付加してくれます。そうなると「新たな貨幣」を発行したことになるのかしら?でも新たな円を発行するのは国家に帰属するし・・・
"Pay pay"と「ビットコイン」は同じ性格なのか?それとも違う性格なのかを考える必要が出てくることになりますね。貨幣に関することなので、日本政府も国家財政の基盤につながることなので簡単に発行を認めることはないと思われるので法的性格を調べてみることにしました。
やはり、違いがあり"Pay pay"はあくまでも前払いした資金の決済に関する規制がかけられています。わかりやすいのがデパートの商品券。これと同じ扱いになっています。規制としては商品券としての"Pay pay" を使うとに決済が必ず実行できることを確保するために一定の金額を積立するようになっています。
なので、ポイントを付与する時には、一定の割合で資金の積み立てを求められます。
しかし、「ビットコイン」は「暗号通貨」としての規制を受けるようになっています。その特徴的なのが、「ビットコイン」は特定の通貨の裏付けがないことを条件にしています。それは、「ビットコイン」の裏付けにドルがあり、1ビットコインが100ドルみたいな固定相場になっていないことを言います。
これは完全に独立して通うかということになります。
貨幣のことも考えないとダメに
日本国においては、「ビットコイン」は「通貨」として認定しているので、そうなると「通貨」であるということは「貨幣」に含まれることになります。ということは「貨幣」というのはどういった性格を持っているのかを考える必要が出てきます。
また、そんな「貨幣」を発行するということの意味も考える必要が出てきます。
そこで、まずは「貨幣」の面白さを教えてくれる「マリアテレジア通貨」に関してのお話を次回をいたいます。
パックスブリタニカと言われ陽の沈まないと言われた大英帝国でも、植民地の中近東ではポンド通貨を浸透させることができなかったという面白い話があります。そのな大国のポンドでなく通用していたのがオーストリアの「マリアテレジア銀貨」これって不思議な話です。そんな話を次回いたします。
長い話お付き合いいただきありがとうございました。
