私は本を読むことが好きです

初級日本語学習者のような文章ですが、

私は本を読むことが好きです。


今でこそ、タブレット等ですぐに読めるし、

オンラインでポチッとすれば紙の本も日本からすぐに届くけど、

私が初めて上海で過ごした1990年台後半は、

外文書店という本屋さんしか日本語の本が買える場所はなかったなぁ。


郊外にある大学の学生寮から、

月一回の仕送りの日だけ特別にバスを乗り継いで

街の中心部にあった今でも覚えてる福州路の外文書店へ。


プラタナスの緑の美しい、どこか西洋を思わせるようだけど、

いつも埃っぽいような、薄曇りのような、ベールがかかった街。


人と自転車で溢れかえる道、その道沿いでは叫ぶように喋る

上海語が響き続ける。



そんな喧騒から、一歩書店へ入ると静かな空間が広がっていて、

ちらちらと中国語の本を見ながら、

階段を4階まで上がっていくと、日本語の本のフロア。


学生の身には、日本語の本は高くて、たくさんは買えないから、

まずは店内で立ち読みならぬ座り読み。

店内には椅子とテーブルがあって、座って読めた。


手元におきたい本だけ1冊買って、

プラタナスの緑の美しい道を外灘に向かって歩いていく。


やる気のないサービスとは程遠い服務員がけだるそうにしているカフェで、

この日だけは贅沢してバタークリームのケーキにコーヒー。


あぁ、懐かしいなぁ。


あの頃から私は読書とカフェが好きだった。


まだまだ思い出は溢れるけど、思い出はこの辺にして、今は息子たちと楽しむ読書。


夜寝る前に各々ベッドで読みながら、寝落ちするのが日課な息子たち。

決まりは一つ、紙の本を読むこと。

小説でも、絵本でも、漫画でもいいから紙。

日本から持ってきたり、シンガポールの紀伊國屋で買ったりした

紙の本で好きな本を読みます。


ケラケラ笑いながら、ずっと本の内容をシェアしてるなとおもったら、

もくもくと本を読んでたり。


あっという間に1冊読んでしまう日もあれば、

5分で寝落ちしてる日もたったり。


そんな彼らのペースに合わせたような、

合わせないような、私の最近の読書はそんな感じ。


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