フランス世論研究所(Ifop)が今年1月に行った世論調査(*)によると、「過去12か月の間にセックス(性交)をした」と回答するフランス人は76%で、過去50年間で最低の数字を記録。

 

*オンライン調査は、2023年12月29日から2024年1月2日にかけて、18歳以上のフランス人1,911人のサンプルを抽出して実施。

 

 

「平均して週に1度セックスする」という国民は40%で、15年前の60%よりはるかに減少。18歳から25歳の若者に限定するとその割合は50%で、25歳から50歳の国民より少ないということ。

 

また、「過去1年間、セックスしなかった」という18歳から25歳の若者は25%を超えており、20年前の5倍。若者層に、大きな影響を見られるところ。

 

では、なぜフランス人はセックスレスになったか?

 

1、「夫婦の義務」の軽減

 

「したくないときは、無理にしなくてもよい」と考える国民が増加。「最近、したくないけどした」と回答する女性は50%に上るものの、40年前の80%に比べるとかなり減少。一方、同様の回答をする男性は46%と、女性より若干少なめ。

 

結婚と性交を分離する傾向にあるということで、「プラトニックな関係で過ごすことができる」という女性は54%、男性は42%に上り、「すでに、プラトニック状態である」という国民も、25%を記録。

 

2、「社会的プレッシャー」の軽減

 

「活発な性生活が、良好な夫婦生活のカギを握る」という固定概念から、女性も男性もフランス国民は解放されつつあるというIfopの分析。

 

3、スマホを見る時間の増加

 

「性生活とデジタル生活の競争」ということで、スマホやブロードバンドの登場以前よりも、国民の性生活に費やす時間は少なくなっているのが事実。

 

パートナーと同居する35歳の国民において、「ドラマや映画を見るために、セックスを犠牲にしたことがある」という男性は50%、女性は42%にも上るということ。

 

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フランス人も、義務感に駆られてする人が多かったのですね。

 

 

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