木曜日に発表された長期予報によると、ヨーロッパは年末前に寒波を迎えるものの、冬は全体的に例年より暖かいということ。

 

 

ロシアがガスの供給を停止しため、ヨーロッパ各国はエネルギー供給問題に直面。急騰する暖房代を懸念する各家庭にとっては、今冬の気温がすべてを左右するところ。

 

「今年の冬は例年より暖かい」というものの、「12月にもブロッキング(気候現象*)が、氷点下の気温を伴う、風のない安定した気候をもたらす」と、ヨーロッパ中期天気予報センター(European Centre for Medium-Range Weather Forecasts)に季節予報を提供する、コペルニクス気候変動サービス(Copernicus Climate Change Service)が発表。

 

*ブロッキング(blocking):風の流れ幅が大きくなり、その状態が長期間続き、低気圧、または高気圧が停滞する気象現象。

 

中期予報は海や大気の温度、成層圏の風速といった指標に基づいて出されるものの、短期予報ほど正確なものではなく。

 

例年よりも温暖な冬になるという予報は、中央および東太平洋(ペルー沖)の海水温が低くなるラニーニャ(La Niña)現象によるため。ラニーニャが発生すると、ヨーロッパの冬は後半、西風が吹いて暖かく湿った気候になるということ。

 

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逆に日本は、ラニーニャ現象が発生すると西高東低の冬型の気圧配置が強まり、寒冬になるという話。ちなみに、日本が暖冬になるのは、太平洋の海水温が高くなるエルニーニョ現象が発生したとき。

 

暖冬、大歓迎。12月さえ乗り越えれば、何とかなるかな。

 

 

 

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