不老不死となり、ずっと若いままで生きる世界は幸せですか?の一つの解がこの本にあると思います。
ヒトの停滞は成長衰退につながる。
死の喪失は生の喪失にほかならない。
とか
人間の行動原理を左右するのは記憶です。
とかはピンポイントで刺さりました。
死があるから今をイキイキ生きれるのかなあ、と。
個人的に、、、昔からとくに男性は30以上のかたが魅力的だったから、全員がほぼ20代の容姿の社会はつまんないだろうなあって思ったり。
ラストは震えました!
主人公仁科ケンの演説は今の現代日本のわたしたちに語りかけてるようです。
良い本を読むと、情熱と感動の余韻が体に残る。
「オススメの小説はない?」って聞かれたら、私はこの一冊をオススメします。