「結構怒ってるって、気づいてますか?」

 

 

 

って、カウンセリングの中で、結構お声掛けするフレーズです。

 

 

 

”怒り” という感情は、なかなか厄介で、

 

自分のその感情と向き合って、うまく処理していくには、成熟さが必要。

 

感情を表に出すことはあまり美徳とされてこなかった日本では、

 

特に、怒りの感情の扱いが苦手なケースが多いですね。

 

 

あえて不機嫌でいて、不機嫌によって相手をコントロールしたい、という

 

方もいますが、

 

 

 

今回お話したいのは、

 

自分でもその怒りの感情にイマイチ気づけていなくて、

 

もしくは、

 

根底で怒っていることはあるんだけれど、

 

怒りの感情はぶつけないようにしているじゃない!

 

と感じている状態。

 

 

 

私は、がまんしているんです。

 

って思っていたりするんだけれど、

 

えっと、

 

その感情は実はダダ漏れで、伝播して、

 

周りの居心地悪くしたり、

 

関係をささくれだったものにしちゃっています。

 

 

 

とっても幸せなひとが、近くにいると、

 

そのハッピーオーラが伝播していくように、

 

怒りのエネルギーを抱えているひとがいると、

 

周りも苦しいんです。

 

 

 

怒りは、抑えて、隠したらオッケー、じゃなくって、

 

まずはちゃんと自分で観て、

 

認知して、

 

パートナーとの間のことであるなら、

 

対話から始めてみる。

 

 

 

相手が、なんだか怒っているなー。居心地が悪いなーって感じるときも、

 

まずは、自分も怒っていることって何かあるかな?って

 

自分の状態をチェックしてから、

 

あー、納得できないことがあったんだな、怒りは残ってるんだなって、

 

相手のこともちゃんと観察してあげること。

 

 

 

次のアクションをどうするか、って、色々ですが、

 

まずは、観察する。認める。これはスタートだと思います。

 

認知されるとそれだけで変容する感情もあるし、

 

観てみないと、本当に何が起きているのかには気づきにくい。

 

 

 

怒りをぶつけたり、「怒る」という行動はしていないよ。

 

というときにも、

 

怒りは、大切な人との関係をこじらせてしまう一つの感情で、

 

無視せずに扱っていきたいもの。

 

 

 

このコミュニケーションがうまくできるようになってくると、

 

本当に親密に、安全で安心な居場所ができるから。