溶けてゆく氷のように・・・年の初めに記した一文から | 魂のよろこぶ生きかた

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 やはぎのりか 矢作 典加 

この記事を書くときに

久しぶりに

以前のブログを見ていて


年の初めに記した一文が

目に留まったのです。


それは ある星占いの 

今年一年のメッセージ。


       

その中に


未来に連れていく自分を過去のなかから救い出す・・・


とか


人は誰でも、自分の心の中に
自ら救い出さなければならない自分自身を
抱えているものではないでしょうか。


とか


溶かさなければ飲めない大きな氷の塊のつめたさに凍え、
小さく呻吟している部分を
誰もが持っているのではないでしょうか。



とか、あり


読んだときは


うーーーん そうなのかなぁ。

随分身軽になったし

そんなものは、もう ないように思うけれど・・・

と思っていました。


そして


そんなメッセージは

すっかり忘れこけていました。



まさに


そんなコトがあったんですよね。


今年。



驚きです。。。


そんな今年の出会いと出来事を降り返り

感謝しながら


溶けた氷を思うとき それは愛おしくさえあるのですね。

だって氷も もともと愛からできていて

生きる術として身に着けたもの

いつもまにか それは 最初から そこにあったように

まるで生まれた時

手のひらに握りしめていたかのように

自分のもの のようになっていた。

やがて 氷で手がしびれるように感覚は麻痺し

そんなものがあることさえ忘れてしまっていたもの。

そんな氷が見つかったなら

ただ 溶けてゆくことを ゆるせばいい。

溶けてゆく時間の中に

氷を生んだ時間も

氷のままそこにあった時間も 重なりあって

溶けてゆく。

2010年も10月半ばを過ぎました。

今年 どんな1年をイメージしていたのか。

何をして

何をしなかったのか。

1年を振り返ってみるには

いいタイミングかもしれませんね。




やはぎのりこ@魔法の杖