6月1日の社説は、自民党の桜田前5輪相が「結婚しなくていいという女性が増えちゃった、お子さんやお孫さんに是非子どもを最低3人ぐらい生むようにお願いしてもらいたい」と言い放ったとする。そして戦時の人口政策を思い出させ、極めて不快であると飛躍する。現在の少子化の直面する問題に触れるより先に、このようになった政治の責任ばかりを追及する。
私は息子や娘に「結婚するように」言い、孫の出産を楽しみに待つのは自然だから、「個人の自由だから結婚してもしなくてもいい」などとは言わないし「孫も早いうちに産みなさい」と言います。今ではこれだけでも言い出せない、あるいは言えない親がいるのではないでしょうか。親子関係がどうかしている。
結婚、出産について法律で縛れないが、「人間は種族保存」のために生まれて来ると天命を知るとき、それに沿った生き方をするのが最も自然で幸せであると思う。