大学院入学、そして世界へ
就職試験に敗れた僕には、途上国の発展に貢献したいというオモイがあり、大学院進学を決意。途上国開発の研究をするため、経済学研究科に入学した。もう一度留年して就職活動をするよりも、途上国の発展に貢献するという将来に繋がっていると思えた。しかし憧れや夢だけでモノを語ることに違和感を覚え、自分の目で途上国を見る必要があると思った。大学院での研究が始まれば一年も休めない。働き出したらなおさら休みなどない。今しかないというオモイもあった。そこで、大学院を入学と同時に一年間休学し、海外放浪の旅に出た。
①大学院を休学し、世界を周るという決断
②海外に出発
③現地での情報集め
④海外放浪のルート
⑤各地での困難
⑥一年の放浪を振り返って
①大学院を休学し、世界を周るという決断
大学院を一年間も休学し、世界一周に旅立つと決意するにあたって、二つ大きな不安があった。一つ目は「一年間も休学して大丈夫か」という不安。これに対しては、自分の中で約束事として、後半の半年間は経済学の学習をしながら旅をする、最低でも復学の一カ月前には日本に帰る、ということを決めた。もう一つは、「死なないか」という不安。これに関しては、不安よりも、「危険かもしれないが今行く必要がある」というオモイが勝った。
②海外に出発
世界一周をするにあたっての下調べはほとんどしなかった。現地で一番安い宿に泊まり、安い飯を食う。情報は現地で集め、途上国を中心に、面白そうな地域を周る。英会話は少しできたため、1ヵ国目の中国語だけ、簡単な会話本を持って行った。
③現地での情報集め
情報集めには様々な手法がある。現地の人間に訊く、旅行者に訊く、安宿にあるガイドブックを見る、インターネットを使う…etc。
④海外放浪のルート
日本→【船】中国→【鉄道】香港→フィリピン→ベトナム→【バス】ラオス→【バス】タイ→インド→【バス】バングラデシュ→マレーシア→日本→フィリピン→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→トルコ→【バス】シリア→【バス】ヨルダン→【バス】イスラエル→【バス】エジプト→エチオピア→【バス】ケニア→【バス】ウガンダ→【バス】タンザニア→【バス】ケニア→日本
⑤各地での困難
あえて詳しく書くことは避けるが、途上国はどこに行っても騙そうとするやつがいる(宿泊費やバスの乗車賃をふっかけようとする等々)。そういう輩とは常に全力で言い争ってきた。舐められるわけにはいかないという意地のみだった。どこの国に行っても日本人は騙しやすく、馬鹿正直というイメージを持たれている。裏を返せば、人は疑わず、相手を尊重すると言えるが、そんな日本人が舐められているという現状に黙っていられなかった。夜遅くひとりで安宿を探さなければならず、心折れそうになったときも日本から持ってきた音楽を聴きながら負けるものかと踏ん張った(めちゃ熱いやんオレ!笑)。
⑥一年の放浪を振り返って
この一年間の海外放浪が、今までの自分の価値観を大きく覆した。それまで見ていたモノがいかに操作され、偏ったモノであったのかを痛感した。例えば途上国は貧困で、救うべき対象だ、といったような価値観は簡単に壊れた。収入額で見れば貧困な場所でも、十分に幸せなところもあるということを自分の目で確認することができた。もちろん救うべき貧困地域はいくらでもあるのだが。
この海外放浪の経験から、「自分」が本当に喜びを感じるコトはなにかを意識するようになり、また何事に関しても、もっと自分の頭を使わなければと強く思うようになった。
現在
起業に向け、爆走中。