● 犯人が取調べ中にボロボロ泣いた、あの日。

 

 

こんにちわ(*´∇`*)♪

 

 

”時間とお金のマインド・プロファイラー”

しょうじです。

 

 

ベランダに出ると

少し肌寒い気持ちいい朝♪

 

 

”秋って好きだなぁ”

 

 

さて、今日は刑事時代に初めて否認する

犯人と対峙した時のお話しします。

※事件の内容については一部脚色しています。

 

 

刑事になって2年が経過した、若手のころ。

 

 

その頃には何十人と取調べを経験していました。

 

 

しかし、”自分が犯人だと認めない”つまり

否認する犯人と対峙したのは初めてでした。

 

 

その犯人は、初めて罪を犯した泥棒でした。

 

 

事件自体は複雑なものでは

なかったけど

 

 

なかなか犯人につながる証拠や

手がかりが少なく

 

 

捜査に長時間費やした事件でした

 

 

なんとかその糸口を見つけて、張り込み

などを行って、犯人を特定しました

 

 

令状に基づいて、自宅を捜索したところ

家の中から被害品も見つかり

 

 

これで犯人が自供すれば問題ないだろう

と思っていました。

 

 

しかし、取調べの開口一番で

犯人が放った言葉

 

 

”私は盗んでいません。拾いました”

 

 

なぬ・・・・滝汗滝汗滝汗

 

 

初めて否認する犯人との対峙でした

 

 

自宅から被害品も見つかっているのに

否認するわけがないと思い込んでいた

 

 

だから正直、焦りました

 

 

被害者はお前に盗まれたって言ってんだ!

 

 

 

拾いましたなんて、通用すると思ってんのか

 

 

 

自宅にずっと保管しておくなんて不自然だ!

 

 

 

”いいえ、落ちていたのを拾ったんです”

 

 

 

何度、追及しても答えは同じ。

 

 

その日はそれで終わりました。

 

 

・・・なんでだ、なんで否認するんだ。

 

 

証拠も明らかなのに・・・

 

 

それから毎日様々なアプローチを

試みながら取調べを実施したけど

結果は変わりませんでした。

 

 

こう書くとものすごい大悪人に見えるかも

しれないけど、本当にどこにでもいる

普通の会社員の人です

 

 

このままでは被害者に説明ができない

 

 

なんとか自供させたい!

 

 

犯罪心理学や嘘の見抜き方などの

本を片っ端から読んで勉強しました

 

 

それで取調べを受けている犯罪者は

強がっているようで

 

 

これから自分がどうなるのか

不安や恐怖で心が支配されている

ということを知りました

 

 

それで不安を取り除こうと信頼関係を結ぶ

ようなやりとりをしていく中で

 

 

少しづつ、心の距離感が狭まっていく

のを肌で感じましたが

 

 

犯人が自供することはなく、

まもなく勾留して10日目に差し掛かろう

としていました・・・

 

 

犯人は逮捕され、裁判所から勾留される

許可が下りると

 

 

まずは10日間留置所に勾留され

必要があり、許可が下りれば

さらに10日が勾留が延長されます

 

 

その判断をするのは検察官

 

 

私の事件を担当する検察官から

 

 

”犯人は自供しましたか?”

 

 

日々、連絡を受けていました。

 

 

”どうするか”と悶々とする日々の中で

”諦めるか”という弱気な気持ちが出てた時

 

 

ベテランの上司から

 

 

ヤマザキ。お前はどう思ってるんだ。

 

 

本当に犯人は拾ったと思っているのか?

 

 

犯人は心から本当のことを

言ってると思うか。

 

 

大事なのはお前がどう思っているかだ!

 

 

お前が納得するまでやれ!!!

 

 

本当のことを言ってるか・・・。

 

 

本当のこと・・・

 

 

言ってるわけねぇーーームキームキームキー

 

 

すぐに犯人を取調室に出して

やり取りする中で最後に言いました。

 

 

"今まで何度も同じことを聞いているが

お前が本当のことを言ってるとは

どうしても思えない"

 

 

”明日もう一度、お前を取り調べる”

 

 

”俺は、お前が本当のことを

言ってくれると信じる”

 

 

”だから・・・一晩よく考えてくれ”

 

 

その日の夜は緊張してよく眠れなかった

 

 

俺の気持ちは伝わっただろうか・・・

 

 

明日、本当のことを言ってくれるだろうか。

 

 

次の日。

 

 

緊張しながら、犯人を取調室に出しました。

 

 

どうだ?一晩考えて何か変わったか?

 

 

・・・

 

 

 

・・・・

 

 

(なんで、沈黙するんだ)

 

 

・・・・・

 

 

(ダメか、ダメだったか・・・)

 

 

 

・・・ヤマザキさん、すいませんでした。

 

 

今まで嘘ついてました。

 

 

本当は盗みました

 

 

数日前から本当のことを

言おうって思ってました。

 

 

でも怖くて言えなかったです。

 

 

一晩よく考えろってヤマザキさんが

言ったから、言おうと決意しました

 

 

そう言い終わると

 

 

目からは大粒の涙がボロボロと

流れていきました

 

 

 

 

安堵と疲れでクタクタになって

取調べ室を出ました

 

 

自供したことを報告すると

 

 

よくやったな。

 

 

温かく微笑んでくれた

上司の顔が忘れられない。

 

 

10年以上前の出来事。

 

 

でもその時のことは、

昨日のことのように思い出す

 

 

犯人の名前も覚えている。

 

 

刑事時代の一つひとつの経験

のおかげで、今の自分がいます

 

 

おかげさまで取調べセッションを

体験した多くの人が心の変化を感じて、

 

 

Facebookやブログでシェアして

くれているので一部を紹介します

 

 

mioさん

https://ameblo.jp/miock20/entry-12627168543.html?fbclid=IwAR3ySq1Nws9upGgwK0NIYckEQFbCgg9hrXSon_PSJ75q2PQ5Xcshe2O4iHk

 

 

 

makiさん

https://ameblo.jp/maki922sun/entry-12628175921.html?fbclid=IwAR3Yna-QjoufdLTWWv-BhdUjc3vJ9AhWdQD1D_FOjRg8Q_nzkg77XLHWaZ4

 

 

 

体験セッションの感想をもっと知りたい方は

テーマ別「体験取調べセッション」を覗いてね。

 

https://ameblo.jp/lifecoachshoji/theme-10113343347.html

 

 

 

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時間とお金のマインド・プロファイラー
 山嵜庄司(やまざきしょうじ)

・元警察官、17年勤務(刑事10年)。

・3,000人以上をプロファイリングした元刑事の分析力で「やりたいことが見つからない」「やりたいけど自信がない」を生み出している”心の真実”を発見。

・警察官3,000人以上に対して、術科訓練や救急法の指導、パートナーシップに関する講師を務めた経験から相手を認める事ができるセッションアプローチが得意。

・ミッションは、人と比較する、自信が持てないと悩む女性が本心から望む、その人だけの生き方(コア・ミッション)を見つけて、世界に1つだけの幸せな道へ導くこと。

・ビジョンは、多くの人が本心からやりたいことに挑戦して感動し合える世界を作ること。