クロノスとカイロス、今ここ。

ども！家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。

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子どもがまだ小さかった頃のこと。

学校や衣食住、地域の雰囲気など

自分たちが住みたいと思う場所を探した。

裏を返せば、居場所に

違和感や馴染めない感が

あったからだと思う。

持続可能な社会という

考えを知ったのもその頃。

そんなとき、

ある雑誌の記事で

パーマカルチャーの存在を知った。

パーマカルチャーとは

パーマネント（永続性）と

農業（アグリカルチャー）

文化（カルチャー）を

組み合わせた造語で、

人と自然が共存する社会を

作るためのデザイン手法だ。

それ、いいんじゃない？

と思った。

調べたら日本にはまだなかったが

オーストラリアのクリスタルウォーズ

というところでは

村全体がパーマカルチャーで

デザインされていると知った。

いてもたってもいられず

雑誌に問い合わせをして

記事を書いた人につながった。

はじめてのオーストラリア、

初めての人たち、初めての農業、

野菜の美味しさに驚いた。

それ以降、野菜が好きになった。

そして、私は持続可能な

コミュニティに移住することを

あきらめた。

経緯を書くと

長くなるので端折るが、

つまりは、

野菜は食べる側でいいと思った。

自分で作るのではなく

私は私の得意とする仕事をして

野菜作りを得意とする人から

買えばいいと。

振り返れば

過激だったのだと思う。

都会暮らしからいきなり

パーマカルチャーへ

０から１００へ

パンッと飛ぶためには

心がついていけなかった。

一番の理由は、

子育てはやっぱり

言葉の不自由がなく

地理感のある日本でしたい、

という気持ちだったけれど。

そして、子どもは育ち、

この春、

ベランダ菜園を始めた。

できるところから無理なく

やったらいいじゃないか、

と思えたんだ。

黒々とした豊かな土をほぐす。

鹿沼土を入れる。

根粒菌を増やすための

大豆を投入した。

虫除けにハーブを植えようと思い

ハーブ園にも行ってきた。

お店の人に教えてもらい

スペアミントとニガヨモギの

苗を飼った。

匂いが強いローズマリーも

虫除けになると思ったが

ほおっておくと

蜘蛛が巣食うそうだ。

蜘蛛は益虫になるけれど

あまりうれしくないので

ミントの鉢で周囲を守ることにした。

そういえば、

オーストラリアでは

レモングラスを植えた。

レモングラスのお茶は

タイでもよく飲んだ。

もう少し暖かくなれば

苗が出るという。

過去の私のやり残し。

選ばなかった未来と、

選んだ今ここ。

あのときした選択は

間違ってはいない。

やり残したことはあっても

タイミングがくれば経験できる。

タイミングがいつなのかは

コントロールできないのだけど。

最近やっと、

このコントロールのできなさが

腑に落ちてきた。

なぜなら、時間には

３種類あるとわかったから。

過去から未来へと

一定速度で流れる時間である

クロノスと

速度が変わったり

繰り返したり、逆流したり

止まったりする時間、カイロス。

そして「今ここ」の３つ。

私のカイロスは

足の裏から大地をとおり

はるか遠くで逆流し、返ってきた。

そして、根がつながり

ここからまた育っていく。

子育て、人間関係、親とのこと。

あれもこれも試したり学んだけれど、
やっぱりスッキリしない。

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根でつながる