元からあるパワーに気づくこと。

ども！家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。

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映画『カムイのうた』を観たよ！

「カムイのうた」より引用

あらすじはこちら↓

成績優秀なテルは女学校へ進学を希望するが、

アイヌというだけで不合格になる。

彼女は女子職業学校へ入学するが、

理不尽な差別といじめを受ける。

ある日テルは、叔母を訪ねて来た

アイヌ語研究者・兼田のすすめで

アイヌの叙事詩を文字で残すことに没頭していく。

全てに神が宿ると信じ、

北海道の厳しく豊かな自然と

共存してきたアイヌ民族。

その生活も文化も

本土からの和人が入って来た事で

奪われてしまう。

生活の糧であった

狩猟やサケ漁が禁止され、

住んでいた土地を奪われ、

アイヌ語が禁止される。

主人公のテルのモデルである

知里幸恵さんも

差別の中で生きていた。

アイヌだからという理由で

希望する学校へ入れず

差別を受け苛められた。

そんなテルだが

アイヌ語学者

金田一京助教授と出会い

文字を持たない口語の

アイヌ文化を後世に残すため

翻訳を始める・・・

平日の午後、

空いているはずの映画館は

ほとんど満席で、

観客席からは途切れなく

誰かしら涙をすする音がした。

虐げられた歴史、

共感、

悲しみ、やるせなさ。

いろんな思いが

よぎるのかもしれない。

それにしても

アイヌへの暴力と搾取は

アメリカが先住民に

対して行ったことを彷彿させる。

それはそのまま

アメリカに支配された

当時の日本に

当てはまるようだ。

こんなふうに

暴力や虐待や搾取は

入れ子状態。

周縁化された人々は

容易に追いやられてしまう。

さらにつらいのは、

映画の中の

アイヌの若者が

そうだったように

自分の文化や

自分自身を恥じて

違うものになろうとすること。

ちなみに、

これはひとごとでは

ないんだよね。

歳を取る

病気になる

仕事をやめる

そして周縁化されたとき

それは誰の身にも

起こるかもしれない。

では、どうしたらいいの？

誰が何に取り組んだらいいの？

答えはきっと１つじゃない。

いろんな立場から

いろいろやれることはあるはず。

この映画を見て私が思ったのは

アイヌに限定するのではなくて

要は周縁化された人自身が
力を取り戻すことの大切さ。

そのためには

自分たちがどんなパワーを

持っているのか

自覚する必要がある。

アイヌには

和人が持つ権力は

ないかもしれない。

パワー、マネー、

数の勝負で負けてしまう。

しかし、

その特異な文化による

高い精神性がある。

その高度な精神性を

全体のために使うこと。

うまく言葉にできないのだけど

映画「インビクタス」では

そういったものが

描かれていたように思う。

そして、それは決して

カンタンなことではない。

否定され続けた人が

自らの内に力があると

感じるのはカンタンな

ことではないのだ。

それでも
もしも臆することなく

そのパワーを使っていくなら

すぐは難しいだろうけど

時代を何世代超えた先で

バランスを回復する可能性は

十分あるのではないか。

それはまさしく

知里幸恵さんが

行なったことでもある。

ちょうど今、

「ゴールデンカムイ」が

映画館でやっている。

アイヌ文化に

興味がある人はぜひ！の映画です。

カムイのうた北海道東川町が企画協力し製作する、アイヌ文化と共に「大雪山文化」を伝える映画です。

kamuinouta.jp

子育て、人間関係、親とのこと。

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『カムイのうた』全体性が回復する道のり