セルフに触れる、魂の呼び声を聴く。
ども！家族連鎖クリア＆ライフコーチあまみ悠です。
とても刺激的な
ドキュメンタリーを観た。
中村哲 医師。
聞いたことあると思う。
私もあったけれど
人道的な活躍をされてる方だなぁ
と言うだけの認識だった。
それがふと観た
アマプラのドキュメンタリーで
冒頭から涙が滝のように流れた。
中村哲さんは
ペシャワール会現地代表、
ピース・ジャパン・メディカル・サービス
の総院長であり
パキスタンやアフガニスタンで
医療活動に従事された方。
水があれば多くの病気と
帰還難民問題を解決できるとして、
砂漠まで
総延長25kmを超える用水路を
７年かけて
現地住民とボランティアと共に作り、
その水は緑の大地をもたらし
約10万人の農民が暮らす基盤となる。
アフガニスタンでは
国家勲章や議会下院表彰、
名誉市民権が贈られている。
2019年、アフガニスタンにて、
武装勢力に銃撃され死去。
その中村哲さんのドキュメンタリーで
一番印象に残ったのは
砂漠が緑に変化する姿だ。
枯れ果てた大地が
水を通したことで
徐々に緑が生い茂っていく。
ここ、ぜひ、観てほしい！
２番目に印象的だったのは
中村さんについて語る人々の眼差しだ。
人生が変わった方たちの
眼差しの深さ。
奥にセルフが鼓動している。
中村さんはセルフを
生きていたのだと思った。
セルフとは
ユング心理学でいう心の働きだ。
心は「自我」と
「自己（セルフ）」の
2種類の中心があると考えられている。
「自我」とは意識の中心。
今気づいていること、
考えていること
今自分が自分と捉えていることなど、
まさしく自分自身と思っていること。
一方で「自己（セルフ）」は
意識と無意識を合わせた
心全体の中心を意味する概念。
つまり、
意識に上る自我を含む
広大な背景だ。
さらにユングは、
自己（セルフ）は
人間の心の基底にあり、
個人を超えた集合的無意識と
つながっているといった。
集合的無意識は、
個人の無意識より深く、
同じ種族、人類などに
共通して伝えられている。
こんな感じ↓
私は凡人で凡庸な日々を
過ごしているのだけど
セルフが揺り動かされた
瞬間は何度か知っている。
目の前いっぱいに広がる
大きな夕陽に、
統合失調症を患った男性が
祈りと感謝にたたずむ姿に、
自分の内側に湧き出る
とめどない悲しみの源泉に、
セッションの中で見た
地球を外から見たときの
限りない歓喜に。
そして、
そんなことはすっかり忘れて
日々、自我を生きている。
苦しくなって
突き抜ける出口で
セルフを思い出す。
ありがたいことに
その瞬間、領域が変わる。
頭を悩ませたことは
粒となり消えていく・・・
下にいたら見えないものが
上からはよくわかる、
そんな感じかもしれない。
ともあれ
「自己（セルフ）」は
言葉にしづらい。
そして若いうちは
危険を伴うという。
なぜなら個を超えた
呼び声を聞いて動いたとき
心は高揚するけれど
社会に生きる私たちの
体や立場は個が土台だから。
土台がしっかりして
いなければ
足場を外して転んでしまう。
だから
人格基盤を作るのを先として
ケン・ウィルパーは
「インテグラル理論」を提唱した。
誰もが持つストーリー。
その美しさ、貴さが
縦軸と横軸で出会い
枯野が緑の大地になっていく。
ユングはいう。
人間は無意識という
内なる自分の声に耳を傾け、
自己（意識も無意識も含めた心全体の中心）
との関係を問い続けることで、
一生成長することが出来ると。
人生を意味あるものに
成し得たいという気持ちは
それ自体が
セルフの呼び声ではなかろうか。
そんなふうに感じました。
子育て、人間関係、親とのこと。
あれもこれも試したり学んだけれど、
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